そして、再び東京タワー。 [気になるエトセトラ]
東京タワーが、かなり低くなった。333mが293mに縮小されたのだ・・・なんてことはない。(^^; 周囲の建物が高層化したおかげで、子供のころの感動がなくなってしまい、上から眺める風景もよく見かけるありがちなものになってしまった。
最初に東京タワーへのぼったときは、そのあまりの高さにめまいを感じた。周囲はほとんどが一般の住宅か、せいぜい5~6階建てのビルしかなかった。いまは閉鎖されてしまっているが、さらに上へとのぼるむき出しの階段へ出ると、金網しかない足元をのぞいて足がすくんでしまった憶えがある。だが、そんな恐怖と感動の東京タワーは、今回のぼってみても甦ってはこなかった。「高い」という感覚は相対的なものだが、それほど東京の視点・視界の「高さ」に、わたし自身が馴らされてしまっているのだろう。
でも、変わらないものもあった。お土産として、東京タワーの置物や鉛筆削り、ペナント、絵葉書などは健在だ。デジタル放送用のアンテナが付き、タワー自体のデザインもかなり変わったが、お土産の品々もちゃんと新しい東京タワーの姿になっている。子供のころ買ってもらった、赤と白も鮮やかな東京タワーの置物は、しばらくわたしの机の上に置かれていたのだが、その後どうなってしまったのか記憶にない。捨てた憶えもないのに、いつの間にか消えてしまった。
そこにあったはずなのに、いつの間にか消えて見えなくなってしまう。それが、わたしの東京タワーなのかもしれない。いつも視界に見えていながら、あえて気にもとめなくなっている。すると、周囲へ知らないうちに高層ビルが建ち並び、東京タワーはほんとうに隠れて見えなくなってしまうのだ。すでに街々には、東京タワーの死角がずいぶんできてしまった。
確かに、南青山方面からは森ビル六本木ヒルズで視界から消えていたり、或いは見えていても虚大な六本木ヒルズの為に殆ど目に入らないですね。にランドマークとしての東京タワーのポジションを六本木ヒルズが奪ってしまったようです。
東京に生まれて、半世紀、私はまだ東京タワーに上ったことがない。(^_^;)
by iGa (2005-03-03 09:36)
幼稚園のときに昇ったきりで、先日、わたしはようやく2回目の東京タワー体験をしてきました。(^^;
山手線に乗ってますと、以前は品川あたりからずっと見えつづけていたタワーですが、東京駅へ着くまでに、いまやチラリチラリとしか見えなくなってしまいました。霞ヶ関ビルも、あれだけ突出していたのに、いまやビルの谷間に埋もれてしまった感じさえしますね。映画にもなった、「超高層のあけぼの」だったはずですのに・・・。
by ChinchikoPapa (2005-03-03 19:17)