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第四文化村入口から簡易スキー場の界隈。 [気になる下落合]

 

 第四文化村は、「第四」と銘打って売り出されているが、実は第二文化村の中でなかなか売れなかった区画を改めて整備し、2年後に再び売り出した一画だ。なぜ売れなかったのかというと、ここはいわゆる「谷戸」と呼ばれる地形で、第四文化村を斜めに横切るように小川が流れていた。この小川は、箱根土地本社敷地にあった池から流れ出たものだ。第一文化村でいうと、ちょうど開発が最後まで遅れた、弁天池のあった小さな谷間のあたりに地形が似ている。
 坂上は快適だったのだろうが、坂下はあまり陽当たりがよくなく、きっとジメジメした湿地帯だったにちがいない。現状を見ると、坂下の住宅の土台には1~3mの大規模な盛り土がなされ、開発当初から大谷石で大がかりにかためられているのがわかる。この小川は、改正道路(山手通り)工事で池とともに埋め立てられているので、いまは痕跡すら存在しない。第四文化村は、第一文化村のちょうど東、第三文化村の南西に位置し、4つの文化村の中ではもっとも小さい1,560坪ほどの面積だった。
 1925年(大正14)に、全部で19区画が売りに出されている。平均敷地面積は90坪と、4つの文化村の中ではいちばん狭く、坪当たり35~73円で販売された。なかなか売れなかったにしては、目白文化村の中では第二文化村に近い価格設定だ。第四文化村東の丘上に隣接して、落合小学校(現・落合第一小学校)があった。やがて、改正道路(山手通り)ができて第一文化村と分断され、戦後は放射7号線(新目白通り)が貫通して第二文化村とも分断されることになる。つづきは・・・

「目白文化村」サイト Click!
■写真は簡易スキー場の現状、は戦後すぐのころの空中写真。


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hedawhig

余談・・・現在のスキー場・・・
家の前、雪が積もると、四角いダンボールをお尻に坂を滑って歓声を上げています。 子供の奇声?♪ は聞いていて楽しくなります。
急坂は、車は絶対に上がってこないことを子供は知っているようです。 
最近はちびが少なくなって・・・静かな雪の日が多くなりました・・・
by hedawhig (2005-04-26 15:55) 

ChinchikoPapa

うちのオスガキどもが小さいころ、野鳥の森のオバケ坂でよく同じような遊びをしてました。(^^ クルマは入ってこないので安心なのですが、ケヤキの幹や柵にぶつかって、よくアザやコブを作ってたのを憶えています。
by ChinchikoPapa (2005-04-26 18:23) 

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