パンフレットの改訂版を発行。(下落合みどりトラスト基金)

　「下落合みどりトラスト基金」が、従来の内容を増補・改訂した新しいパンフレットを発行した。集合住宅建設の着工が、予定より1ヶ月以上も遅れているのを踏まえ、最新の状況を反映した内容となっている。旧･前田子爵邸の解体には、予想のほか時間がかかっており、4月28日の解体期限がすぎても屋敷の外観は、いまだそのままとなっている。
　「トラスト基金」では、運営費をほとんどメンバーの自前でやっているが、予定よりも運動期間が大きく長引くにつれ、さすがに活動資金が厳しくなってきた。新宿区の緑保存・環境保全のアピールを、区民が負担しながらやっている･･･という理不尽さを感じないこともないが、これも区長が提唱する「協業」形態のひとつなのだろうとガマンして、なんとかつづけているのが現状だ。
　でも、参加者の生活費を大きく削ってまで、運営を維持する余力は、さすがに組織化された運動団体とは異なる「トラスト基金」にはない。ということで、活動・運営のための寄付要請も、新たなパンフレットには盛り込まれている。

　10億5,000万－7億7,500万＝2億7,500万。この残り「2億7,500万」の差をどうやって埋めたらいいのか、「トラスト基金」のメンバーたちはきょうも都内を走りまわっている。こうなったら、ちょっと情けないけれどグリーンジャンボの1等前後賞を、みんなでねらうしかないかな？
　･･･と冗談はさておき、今後とも「下落合みどりトラスト基金」へのご協力を、よろしくお願い申し上げます。<(_ _)>

下落合みどりトラスト基金
■写真：上は改訂版パンフレット、下は屋敷の外観が残ったままの現状。(5月3日現在)