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Webログをやっていて楽しいこと。 [気になるWeblog]

新石器ペンダント1.jpg
 2004年の11月にWebログをスタートしてから、今月で丸5年がすぎた。われながら、よく飽きずにつづくものだ・・・と、つくづく呆れている。中には、かなりのオフザケ記事もあるのだけれど、そこは面白くて楽しいこともなければ煮詰まって行き詰まってつづかない・・・ということで、なにとぞ目をつぶってご容赦いただければと思う。ビジターのカウンターを見ると、きょうで227万人を超えていた。
アクセスカウンター20091126.JPG
 ちょっと、そら怖ろしくなる数字だ。今年は目白・落合地域を少し離れてもう少しテーマを拡げ、江戸東京(特に御城下町Click!あたり)についていろいろ書こうと思い、東京のあちこち出歩いたりもしていたのだけれど、とても貴重な地元の資料が次々と寄せられ、あるいは多数見つかり、やはり目白・落合地域中心の記事ばかりになってしまった。これはもう、落合総鎮守の女神「クシナダヒメ」様が出雲から出張してきて、「もっとなんぞかんぞ、書かないけんよいけんよ」(かわいい出雲弁の女の子には昔から弱いのだ/爆!)と言っているのだろう。では、6年目のしょっぱなの記事は・・・。
  
 このような地域サイトを起ち上げていて、なによりもうれしいのは、目白・落合地域にお住まいの(あるいは、かつてお住まいだった)大勢のみなさんから、あるいはこの地域にゆかりや興味のある方々から、貴重な情報や資料をお寄せいただくことだ。地元に連綿とつづいてきた記憶や伝承ももちろんだけれど、地元ではなぜか途切れてしまった記憶、あるいは語り継がれなかったエピソードが、意外なところからもたらされることも少なくない。
 また、先日のように、とてもそのような作品が存在しているとは思ってもみなかった、大正時代の下落合界隈の風景をとらえた大黒葡萄酒のプロモーション映画Click!を、掲載した記事に関連してご教示いただいたり、1935年(昭和10)ごろに起きた目白通りを走る乗合自動車の労働争議Click!について、警察当局に弾圧され抹殺されて“なかったこと”にされてしまった出来事が、当時の貴重な目白風景の写真とともによみがえったり・・・と、地域をめぐるさまざまな物語は限りなく広くあるいは深く、いまだほんのわずかだけれど、その姿を少しずつ垣間見せてくれている。エンデ風にいうなら、いくら書いてもキリがない「果てしない物語」といったところだろうか。
 もうひとつ、貴重な情報や資料をお寄せくださるうれしさとは別に、単純にウキウキと楽しくなってしまう出来事が起きることもある。以前、目白崖線から出土する旧石器Click!を探してペンダントにしたいとたくらんでいる・・・などと書いたら、さっそく石器のペンダントをお送りいただいた。きっと、よそ様の庭先に露出している関東ローム層をほじくっては、「まあ、わたくしの家の敷地ですのよ。そんなところ、掘ってはなりませんことよ!」と叱られそうなわたしに呆れ、同情してくださったのだろう。(汗) お送りくださったのは、長野で木彫をされている「きぎ工房絵日記2」Click!のカタギリさんと、ペンダントに加工してくださったのはとある美術家の方だ。
 お送りいただいた石器は、黒曜石を産出する信州の縄文時代(新石器時代)のもので、ナイフ状の鋭い刃が付いている。カミソリのような非常に鋭いエッジで、ペンダントを肌へじかに下げると血だらけになってしまう怖れがあるので、服の上から下げるようにしている。でも、うっかりペンダントをしたまま満員電車に乗ると周囲の人たちを傷つけ、“通り魔”にされかねないので注意が必要だ。顔を濡らせばヒゲを剃れそうなほど、カッターナイフのような切れ味なのが、数万年前の旧石器とは異なり、さすがに縄文期の新石器は鋭利なのだ。
救世ちゃん焼き.jpg 今造くんストラップ.jpg
 会津八一が所有していた救世観音マスクの記事Click!にからめて、「救世ちゃん焼き」Click!をいただいたときには、もうビックリしてしまった。法隆寺の門前で、実際に売られているのかと信じてしまったぐらいだ。記事のあと、法隆寺のどこへ行けば「救世ちゃん焼き」が買えるのかというお問い合わせを、何人かの方々からもいただいた。ある方が、早稲田大学の会津八一記念館が所蔵している、救世観音の石膏マスクを参考に焼いてくださったケーキなのだが、ほのかな甘さとドラ焼きのような風味で美味しかった。「救世ちゃん焼き」は、マスクとともに足型も作られていてムシャムシャといただきながら、「包帯グルグル巻きでいわく付きの、呪いの観音像を食っちゃっていいのかな?(爆!)」という想いもあったのだけれど、美味しさの誘惑に負けてしまった。
 最近、とってもうれしかったのは、四国の今治造船株式会社のボート部Click!のみなさんからいただいた、「今造くん」グッズの数々だ。特に、「今造くん」携帯ストラップは、船好きなわたしが前々から目をつけていて、欲しいと思っていたアイテムのひとつ。チャンスがあったら、戸田のレースへ応援に行こうとまで思いつめていたストラップだ。たまたま、偶然に20,000nice!ピタリ賞Click!でいただいたのだけれど、お送りいただくまでワクワクとても待ち遠しかった。ストラップのほかに、「今造くん」のクリアファイル、ノート、鉛筆・消しゴムセット、シールなど、わたしの地域取材にはもってこいのグッズをいただき、さっそく翌日から次々と愛用している。
下落合教会みどり留学生寮.jpg
 近くの第二文化村Click!にある下落合教会Click!の関係者の方からは、「下落合教会みどり留学生寮」の絵ハガキをいただいた。こちらでも、下落合みどり幼稚園Click!とともに何度も同教会のことをご紹介しているので、とてもうれしかった。同教会では、ずいぶん以前からアジアを中心とした海外留学生の受け入れ活動をしてきている。寮の建物は、別に戦前の近代建築でもなければ、めずらしい意匠でもないごく普通の集合住宅なのだけれど、温和なグリーンで印刷されたスケッチの絵ハガキは、同教会の温かみのある活動やリベラルな姿勢が感じられて好きだ。さまざまな催しが行なわれており、入りきれないほどの聴衆を集めたコンサートClick!も記憶に新しい。
 銀座通(つう)のある方からは、「銀座柳染め」Click!ハンカチをお送りいただいた。新宿を散歩するのも好きだが、銀ブラももちろん大好きだ。特にうまいもんClick!屋が多く、画廊もあちこちに存在する銀座は、いつも新しい発見がある街なので飽きない。地元の目白・落合界隈は別格として、東京では新宿や故郷の日本橋とともに、最近のお気に入りな街のひとつとなっている。いただいた銀座の柳染めハンカチは、数日おきに愛用するほど気に入っていたのだけれど、4ヵ月をすぎるころから染めの色落ちが激しくなり、現在ではほとんど模様が見えなくなるまで褪色してしまった。(汗) ハンカチは毎日愛用するものなので、もう少ししっかりした染めをしていほしい。いただいておきながらナンですが、せっかく新しい銀座名物として定着しそうな柳染めなので、あえて・・・。^^;
銀座柳染め.jpg サエキくんソミヤはん.jpg
 みなさん、ほんとうに貴重な、あるいは稀少でめずらしいものをお送りくださり、ありがとうございます。改めて、心よりお礼申し上げます。<(__)> さて、新石器の美しいペンダントをいただいたので、次は目白崖線の旧石器を見つけて、ぜひペンダントに・・・。(爆!) オバカなわたしは性懲りもなく、ぜんぜん諦めてなかったりするのだ。^^;

■写真上:お送りいただいた、縄文時代の黒曜石で作られた新石器ペンダント。
■写真中上は、記事を書いて以来どこで売っているのかをしばらく訊かれつづけた、会津八一記念の「救世ちゃん焼き」。は、「今造くん」ストラップを下げたわたしのケータイ。
■写真中下:1992年(平成4)の「みどり留学生寮」スケッチを用いた下落合教会の絵ハガキ。サインが「kazu」と読めるのだけれど、作者をご存知の方がいらしたらご教示いただきたい。
■写真下は、4ヵ月ぐらいから色落ちが激しい銀座柳染めハンカチ。は、もちろん「サエキくん」と「ソミヤはん」。いただいてから、ときどきサエキくんが記事に登場するようになった。


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ChinchikoPapa

1978年でしたかバレエ姿のアルバムで初登場した高瀬アキとの、デュオ作品が好きですね。nice!をありがとうございました。>xml_xslさん

by ChinchikoPapa (2009-11-27 12:40) 

ChinchikoPapa

きょうも携帯をかける耳元では、今造くんグッズが揺れています。w
nice!をありがとうございました。>今造ROWINGTEAMさん
by ChinchikoPapa (2009-11-27 12:41) 

ChinchikoPapa

下落合のお散歩、お疲れさまでした。実は、現在の地図で中落合や中井2丁目と書かれているところも、このサイトで取り上げている崖線つづく「下落合」(1960年代半ばまでの町名)でして、ぜひ次回は下落合の深部も散策されてください。^^; nice!をありがとうございました。>kurakichiさん
by ChinchikoPapa (2009-11-27 12:47) 

ChinchikoPapa

なんだか年に二度咲いているような気がするエンジェルトランペットですが、遠くから香りでその存在がわかりますね。nice!をありがとうございます。>takemoviesさん
by ChinchikoPapa (2009-11-27 12:53) 

ChinchikoPapa

街を歩いていると、この季節、あちこちに星マークとハートマークを見かけます。ケーキの上にも・・・。nice!をありがとうございました。>shinさん
by ChinchikoPapa (2009-11-27 18:19) 

ChinchikoPapa

いつもご訪問いただき、ありがとうございます。>shinさん
by ChinchikoPapa (2009-11-28 10:40) 

ChinchikoPapa

ナカムラさんのメールアートを観てますと、やりたくなってウズウズしてきますね。
nice!をありがとうございました。>SILENTさん
by ChinchikoPapa (2009-11-28 10:44) 

ChinchikoPapa

わたしも新聞で見ましたが、知らない歌い手が多かったです。
nice!をありがとうございました。>ひまわりさん
by ChinchikoPapa (2009-11-28 10:47) 

ChinchikoPapa

鐘楼の軒下の木組みが、すごいですね。
nice!をありがとうございました。>kakasisannpoさん
by ChinchikoPapa (2009-11-28 10:52) 

ChinchikoPapa

このサイトにときどきコメントをお寄せくださる谷間のゆりさんは、泉麻人とまさに同級生だったとか。w 香坂みゆきは初めてうかがいました。nice!をありがとうございました。>No14Ruggermanさん
by ChinchikoPapa (2009-11-28 10:56) 

ChinchikoPapa

コーヒーとバスが湖に突っこむシチュエーション、惹かれますね。
nice!をありがとうございました。>ナカムラさん
by ChinchikoPapa (2009-11-28 11:02) 

ChinchikoPapa

年々クリスマスの飾りつけが早まって、急かされますね。
nice!をありがとうございました。>漢さん
by ChinchikoPapa (2009-11-28 11:04) 

かあちゃん

わーい、5周年おめでとうございます!
あれからもう5年ですか・・・1年1年があっという間ですね。
ところで、すごーいプレゼントの数々・・
Chinchiko Papaファン倶楽部ができそうな勢いですね^^


by かあちゃん (2009-11-28 12:47) 

ChinchikoPapa

かあちゃんさん、コメントをありがとうございます。
ほんとに、アッという間の出来事です。子どもたちも、どんどん大きくなるはずですね。みなさん、いろいろお贈りくださるのは、きっとオバカ記事をもっとたくさん書いてほしい・・・ということでしょうか?●~☆
by ChinchikoPapa (2009-11-28 20:42) 

sig

こんばんは。5周年、おめでとうございます。
毎回、取材に歩いてまとめられる中味の濃い記事に敬服しております。
書くネタは尽きないというところも、郷土愛の反映。すばらしいことです。

by sig (2009-11-29 22:15) 

ChinchikoPapa

sigさん、コメントとnice!をありがとうございます。
わたしのほうこそ、sigさんの映画に関する緻密で広範な研究成果には脱帽です。いつも楽しく拝見させていただいています。
郷土というよりは、わたしは地付きではありませんので、落合地域は東京の中の特にお気に入りの街・・・という感覚でしょうか。「郷土愛」ということになりますと、やはり下町方面になりそうですが、ただあまりにも変貌が激しすぎて、もはやピンとは来なくなっていますね。墓参りに「帰る」ではなく「出かける」という感覚もして、少し複雑な感触です。
by ChinchikoPapa (2009-11-29 23:21) 

ChinchikoPapa

ずいぶん以前の記事へ、わざわざnice!をありがとうございました。>アヨアン・イゴカーさん
by ChinchikoPapa (2014-06-12 23:26) 

ChinchikoPapa

こちらにも、nice!をありがとうございました。>さらまわしさん
by ChinchikoPapa (2014-06-12 23:27) 

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