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山手線と山手貨物線が走る切り通し。 [気になる下落合]

佐伯祐三「線路(山手線)」.JPG
 もともと簡易なスケッチなので、色彩の規定もハッキリしたフォルムの描写もないため、厳密な風景の特定はむずかしいのだが、佐伯祐三Click!がこの画面を下落合の周辺で描いているとすれば、思いあたる場所は2箇所ほどある。
 描かれた線路は、手前から向こうへ4本ほど(複々線)が確認でき、いちばん向こう側の線路上を蒸気機関車が牽引する貨物列車、ないしは戦前にはよく見られた貨客列車が走っているようだ。さらにその向こう側には、高めの崖地がつづいており、崖上には住宅と思われる家屋が数棟確認できる。また、右手の電柱が並ぶ側も、草木の生えた崖ないしは斜面のように見え、そこにも家々がありそうな表現で描かれている。列車の向う側には、遠景に煙をあげる煙突が1本描かれている。
 佐伯が下落合で暮らしていた大正当時、その周辺で線路が4本敷かれた鉄道は山手線以外に存在していない。すなわち、画面でいえば手前(西側)の2本が、電車が走る外回りと内回りの山手線であり、向こう側(東側)2本のレールが貨物列車や長距離の特別列車が蒸気機関車に引かれて走る、いわゆる「山手貨物線」だ。そして、このような切り通し状になった地形は、下落合の近くでは目白駅と武蔵野鉄道(現・西武池袋線)山手線ガードClick!の間、そして高田馬場駅をすぎた東西の戸山ヶ原Click!附近にしか存在していない。
 最初、わたしはこのところ戸山ヶ原のことを調べる機会が多いためか、対岸の崖または山を防弾土塁Click!、すなわち山手線東側の線路沿いに築かれていた通称「三角山」のひとつかととっさに考えた。だが、線路土手がなく線路際から急にせり上がっているのが不自然に感じ、また防弾土塁の上に建物などあるはずがなく、崖地の上が住宅街だと仮定すれば、高田馬場駅から南側の風景ではないように感じた。
 そうなると、山手線の軌道が4本そろってきれいに見え、しかも両側が崖地のように切り立っているように描かれた、まるで掘削された切り通しのように見える場所は、金久保沢Click!の谷間から池袋駅へと抜ける、目白駅の北側ということになる。しかし、それにしては画面左手の崖地の高さがやや高すぎるような気もする。樹木が繁っていた大正末、実際の高さよりも切り通しの崖地は高く見えていたものだろうか。
 さて、佐伯の連作「下落合風景」シリーズClick!の描画ポイントを考慮に入れると、ここの記事をお読みの方なら、もうすでにお気づきだろう。佐伯祐三は、武蔵野鉄道の山手線ガード近くに設置されていた踏み切りを、1926年(大正15)ごろに『踏切』Click!として描いている。もうひとつ、同じく「下落合風景」ではないが、山手線をはさんだ西側の陸軍演習場を描いた『戸山ヶ原風景』Click!も描いている。だから、複々線化された山手線を描いているとみられる本作は、どちらのポイントにも可能性がありそうなのだが、とりあえず鉄道の踏み切りと線路に興味をもった、池袋-目白間の想定で書き進めてみたい。
目白駅西側線路.jpg 池袋駅南側線路.jpg
目白池袋間.JPG
戸山ヶ原山手線.JPG
 佐伯の『踏切』位置から、武蔵野鉄道のガードをくぐって南側に展開していたのが、このスケッチに見られるような光景だったろうか。しかし、佐伯祐三は踏み切りから山手線の線路沿いを歩きだし、武蔵野鉄道のガードをくぐって描画ポイントまで歩いているわけではないだろう。そんなことをすれば、その場にいた赤と白の旗をもつ踏み切り番Click!に制止され、たちどころに捕まっていたにちがいない。
 佐伯祐三は、高田町西谷戸大門原3580番地付近の踏み切りで、60分ほどの制作(20号F)を終えたあとか、あるいは当日に見当をつけておいた描画位置へ後日、改めてスケッチブックを手に出かけていると思われる。『踏切』と同日であれば、踏み切りの南側にうがたれた武蔵野鉄道の「浮雲ガード」Click!をくぐり、佐伯は山手線沿いの切り通し状になった土手上の道を、目白駅方向へ向け歩きだした。しばらく歩くと、線路際へ下りられそうな、やや傾斜がゆるやかになった場所を見つけると、しばらく立ちどまって眺めた。
 やがて、池袋駅へすべりこむ山手線の外回り電車が通過したあと、先ほどまで写生していた踏み切りのほうを見やると、ちょうど踏み切り番の小屋が武蔵野鉄道のガード橋脚の陰になって見えず、佐伯の姿は番小屋から死角になっている。佐伯は、背負ったイーゼルと画道具、キャンバスなどをその場に置くと、鉛筆とスケッチブックを手に斜面を線路際まで下りていった。急いでパースのきいた軌道面を描き、右手に電柱が建ち並ぶ様子を写しはじめたとき、背後から機関車の音が聞こえてきた。
佐伯踏み切り跡.JPG
佐伯ガード土手上.jpg
西谷戸大原踏切1933.jpg
 ふり返ると、池袋駅方面から貨物線の内回りを、蒸気機関車に牽引された貨車と客車がやってくるのが見える。佐伯は、山手線の両側に切り立った崖地を急いで描き入れると、貨客列車が通過するのを待ちかまえた。列車は、大きな音を立てて佐伯の横を通過し、石炭の燃える匂いがあたり一面に立ちこめた。貨客列車の最後尾が、佐伯の横を通りすぎたあたりから、佐伯は鉛筆を忙しく動かしはじめた。列車はどんどん遠ざかり、やがて目白橋の向こうに見えなくなった。
 佐伯が目白橋と、橋上駅化されたばかりの目白駅Click!を描こうとしたとたん、背後から新宿駅方面へと向かう山手線内回り電車が接近し、画家の姿を見つけたのか鋭い警笛をひとつ鳴らして通りすぎた。佐伯は、そろそろ潮時だと判断して山手線の急な斜面を駆け上り、再び画道具を背負うと下落合めざして歩きはじめた……。そんな物語が、見えてきそうなスケッチの1枚だ。w
 ただし、この描画ポイントの弱点には、目白橋と目白駅が「省略」されているほか、列車の向こうに煙突が描かれている点だ。目白の線路際に、銭湯や工場など煙突が建つ施設は見あたらない。大正末、ゴミ処理施設かなんらかの企業の焼却炉が、この位置にあったのだろうか。1944年(昭和19)の空中写真には、この位置から煙突からとみられる西へたなびく白い排煙が撮影されているのだが、大正末から存在したかどうかは不明だ。
 また、この描画ポイントが戸山ヶ原の線路土手沿いだとすれば、この煙突はまちがいなく東京製菓工場Click!の煙突ということになるだろう。でも、着弾地の防弾土塁上に住宅らしいフォルムが描かれているのが不可解なのと、スケッチの時期にもよるが写真などでも線路上から突出して見え、遠くからでも視認できた2代目ないしは3代目(1925年竣工のビル)の大きめな新宿駅が見えないのだが……。
 そして、スケッチが池袋駅-目白駅間にしろ高田馬場駅-新大久保駅間Click!にしろ、山手線が走る手前の複線に、電車のパンタグラフを接触する細い電柱が描かれていない。あくまでも、瞬間的に風景を写しとる速描きの画面なので、本格的なタブローとは異なり微細な描写はかなり省略されているとみられるのだが、そのぶん細かな点まで規定できない悩ましい課題が残る画面だ。
山手線1936.jpg
目白駅池袋駅間1933.jpg
防弾土塁.JPG
 佐伯は一連のスケッチを、2Bか3Bあたりのデッサン鉛筆を使って描いている。当時は、どこのメーカーの鉛筆を使っていたのか記録がないので不明だが、佐伯のことだから国産の大日本鉛筆やトンボ鉛筆ではなく、文房堂Click!か竹見屋、丸善あたりで手に入れたフランス製の鉛筆だったのではないだろうか。

◆写真上:1926年(大正15)ごろに描かれたとされる、佐伯祐三『線路(山手線)』(仮)。
◆写真中上は、1938年(昭和13)の「火保図」に描かれた池袋駅()と目白駅()付近の線路。は、武蔵野鉄道(現・西武池袋線)のガードあたりから目白橋と目白駅方向を望む。は、三角山が連なっていた下を走る山手線・埼京線・湘南新宿ライン・西武新宿線で現在は複々々線となっている。
◆写真中下は、佐伯が描いた踏み切り跡と西武池袋線のガード。は、1926年(大正15)ごろ制作の佐伯祐三『下落合風景』Click!のガード上を走る山手線などの線路4本。は、1933年(昭和8)撮影の山手線踏み切りと武蔵野鉄道ガード。佐伯祐三『踏切』とスケッチ『線路(山手線)』(実際は橋脚の向こう側)の、双方の描画ポイントを記入。
◆写真下は、1936年(昭和11)の空中写真にみる描画ポイント。(地名は大正期のものを記載) は、1933年(昭和8)の踏み切り写真を拡大したもの。山手線の西側には、佐伯祐三が描くように電柱が密に並んでいたのが見てとれる。は、早大理工学部の西側に現存する最南端の防弾土塁(通称:三角山)の残滓で立入禁止になっている。


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読んだ! 40

コメント 50

古田宙

ちょっとしたショート推理を楽しく読みました。イメイジをデッサン、とかもあるのかも。煙突の煙が気になりました。
by 古田宙 (2016-06-23 09:07) 

ChinchikoPapa

カーラ・ブレイの、印象的なファースト・アルバムですね。voは最初、彼女がぜんぶ担当していると思いこんでました。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>xml_xslさん
by ChinchikoPapa (2016-06-23 15:41) 

ChinchikoPapa

きょうは昼すぎから、雨が急にやみ陽が照りはじめましたが、アジサイの雫が光りきれいでしょうね。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>simousayama-unamiさん
by ChinchikoPapa (2016-06-23 15:44) 

ChinchikoPapa

松岡美術館は、なにかの企画展を観にいった記憶がありますが、隣りの自然教育園で遊んだ印象で薄められているようです。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>ryo1216さん
by ChinchikoPapa (2016-06-23 15:49) 

ChinchikoPapa

北鎌倉の改札から、線路沿いをぞろぞろ人が歩くこの時期の明月院には、すっかりご無沙汰しています。梅雨が明けると、とたんに人が少なくなるんですけどね。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>ネオ・アッキーさん
by ChinchikoPapa (2016-06-23 15:51) 

ChinchikoPapa

ご訪問と「読んだ!」ボタンを、ありがとうございました。>やってみよう♪さん
by ChinchikoPapa (2016-06-23 15:52) 

ChinchikoPapa

鬱陶しい季節、漬けのマグロに海苔と山葵を多めにつけ、酢飯にのせて食べると食が進みます。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>kurakichiさん
by ChinchikoPapa (2016-06-23 15:57) 

ChinchikoPapa

渋谷駅の工事は、まだまだ当分つづきそうですね。繁華な駅なので、高田馬場駅みたいに駅と駅前の整備工事に20余年とかはかからないでしょうが。w 「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>kiyoさん
by ChinchikoPapa (2016-06-23 16:02) 

ChinchikoPapa

子どものころ、近くにあった魚屋では干物を作るときに出るアラを、10匹ぐらい集まったネコたちにあげてましたね。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>AKIさん
by ChinchikoPapa (2016-06-23 16:08) 

ChinchikoPapa

古田宙さん、コメントをありがとうございます。
見てきたお気に入りの風景を、アトリエに帰ってからすぐにスケッチブックへ描きとめた……という可能性も、なきにしもあらずですね。現場でイーゼルを立てて仕上げたタブローに比べ、スケッチは曖昧な表現が多くてむずかしいです。
by ChinchikoPapa (2016-06-23 16:11) 

ChinchikoPapa

朝から雨が降っているのに、川の水位はそれほど増えていませんでしたので、降水量としてはたいしたことないのかもしれません。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>okin-02さん
by ChinchikoPapa (2016-06-23 16:13) 

ChinchikoPapa

きょうは、沖縄の「慰霊の日」でしたね。各地で集会が開かれているでしょうか。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>讃岐人さん
by ChinchikoPapa (2016-06-23 16:17) 

ChinchikoPapa

下根崎はその昔、海鳥が営巣してなかったですかね。「a・kon(棲む羽)」で、営巣地と解釈できそうです。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>dendenmushiさん
by ChinchikoPapa (2016-06-23 17:30) 

ChinchikoPapa

以前にも記事に書いたことがありますが、駆け込み寺の縁切りはかなりおカネがかかったようで、内証が豊かな女性がとれる方法ですね。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>makimakiさん
by ChinchikoPapa (2016-06-23 17:34) 

ChinchikoPapa

さて、この危険きわまりないドン詰まりの状況を、今度の選挙でどこまで“是正”できるでしょう。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>justiceさん
by ChinchikoPapa (2016-06-23 17:49) 

ChinchikoPapa

子どものころ、台風がくるとアドレナリンが大量に分泌されるのか、雨の合い間に外へ出て友だちの遊んでいました。ボールを投げると、暴風でどこへ流れていくかわからないのが面白かったんでしょうね。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>SILENTさん
by ChinchikoPapa (2016-06-23 22:37) 

ChinchikoPapa

華やかなラベルの、ワンカップ酒がつづきますね。
「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>skekhtehuacsさん
by ChinchikoPapa (2016-06-23 22:39) 

Marigreen

子供が成人したら、自動的に悠々自適の生活が送れるのかと思っていたが、一層忙しく、Papaさんの記事が六つも溜まってしまった。忙しすぎて、Papaさんの記事が死ぬまでに読み切れないよー。
by Marigreen (2016-06-24 14:24) 

ChinchikoPapa

ビール工場の見学は、その場でできたてのビールが飲めるのと、土産に缶ビールをくれて帰りの電車で飲めるのが楽しいですね。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>NO14Ruggermanさん
by ChinchikoPapa (2016-06-24 15:52) 

ChinchikoPapa

すばらしい美術教師に、巡り会われたんですね。
「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>ハマコウさん
by ChinchikoPapa (2016-06-24 15:56) 

ChinchikoPapa

「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>コミックンさん
by ChinchikoPapa (2016-06-24 15:57) 

ChinchikoPapa

いつも、「読んだ!」ボタンをありがとうございます。>mentaikoさん
by ChinchikoPapa (2016-06-24 15:59) 

ChinchikoPapa

ご訪問と「読んだ!」ボタンを、ありがとうございました。>宝生富貴さん、
by ChinchikoPapa (2016-06-24 15:59) 

ChinchikoPapa

いまのところ曇りの予報で、レースは大丈夫そうですね。日ごろの熱心な練習を、あますところなく本番にぶつけてください…と、部員のみなさんへお伝えください。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>ねねさん(今造ROWINGTEAMさん)
by ChinchikoPapa (2016-06-24 16:04) 

ChinchikoPapa

ジーッとカタツムリを観察するのかと思ったら、いきなり匂いを嗅ぎましたね。w 「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>モグラたたきさん
by ChinchikoPapa (2016-06-24 16:06) 

ChinchikoPapa

ネコの咳は、めずらしいですね。なにかを誤飲したものでしょうか。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>shingekiさん
by ChinchikoPapa (2016-06-24 16:08) 

ChinchikoPapa

「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>dougakunenさん
by ChinchikoPapa (2016-06-24 16:09) 

ChinchikoPapa

いつも、「読んだ!」ボタンをありがとうございます。>nandenkandenさん
by ChinchikoPapa (2016-06-24 16:10) 

ChinchikoPapa

Marigreenさん、コメントをありがとうございます。
わたしも仕事の合い間を見つけて書いているので、とても過去記事を読み返すことができないです。せいぜい、バックアップをとるぐらいでしょうか。
by ChinchikoPapa (2016-06-24 16:13) 

ChinchikoPapa

「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>いっきまーす!さん
by ChinchikoPapa (2016-06-24 16:13) 

ChinchikoPapa

ご訪問と「読んだ!」ボタンを、ありがとうございました。>剛力ラブさん
by ChinchikoPapa (2016-06-24 16:14) 

ChinchikoPapa

「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>banpeiyuさん
by ChinchikoPapa (2016-06-24 16:15) 

ChinchikoPapa

『金持ち父さん 貧乏父さん』は、子どもが以前に読んでいて面白いから読む?…と訊かれた本でした。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>いっぷくさん
by ChinchikoPapa (2016-06-24 18:41) 

ChinchikoPapa

先のダイヤモンド社が実施した無記名のアンケートでは、日産は「社員を大切にしない」というイメージが社内にも大きくあるようですね。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>siroyagi2さん
by ChinchikoPapa (2016-06-24 18:49) 

ChinchikoPapa

今年、『ドグラ・マグラ』のDVDが再リリースされたんですね。欲しくなりました。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>ぼんぼちぼちぼちさん
by ChinchikoPapa (2016-06-24 21:41) 

ChinchikoPapa

ご訪問と「読んだ!」ボタンを、ありがとうございました。>lequicheさん
by ChinchikoPapa (2016-06-25 11:06) 

ChinchikoPapa

佐久間ダムは、懐かしいですね。子どものころ、見学した憶えがあります。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>yamさん
by ChinchikoPapa (2016-06-25 11:13) 

ChinchikoPapa

「Holy Thusday 」は、葉の表に露が光る夏の早朝が似合いそうです。もちろん、木曜日で……。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>アヨアン・イゴカーさん
by ChinchikoPapa (2016-06-25 23:16) 

ChinchikoPapa

ハスの花ではないですが、なんだか大きな音がして開花しそうな風情ですね。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>cyoko1112さん
by ChinchikoPapa (2016-06-25 23:20) 

pinkich

いつも楽しみに拝見しております。佐伯祐三の絵についてのpapaさんの描画ポイントについての考察は貴重ですね。昔の地形や建物の配置などが頭にデータベースとして入っていないとなかなかできないです。山の手線といえば、吉岡憲が電車に接触した国電の東中野の踏切というのも、環境が変わりすぎて、どこにあったのかすらわからない状況です。
by pinkich (2016-06-26 08:47) 

ChinchikoPapa

pinkichさん、コメントをありがとうございます。
いまや、鉄道から踏み切りがなくなりつつある時代ですので、絵画のモチーフの描画位置のみならず、さまざまなエピソードの場所特定も、これからさらに難しくなるのかもしれませんね。この佐伯の画面も、12年前だったらまったく見当がつかなかったかもしれません。
by ChinchikoPapa (2016-06-26 15:01) 

takeida houken

この送信がどこにいくのかよくわかりませんが、下落合に本籍がある高田といいます。父も祖父も親戚もかなりが高田で下落合です。菩提寺は薬王院です。 もう少し曾祖父とその親戚のことを知りたいと思っています。別件では、佐伯さんの奥様(足が悪い方)が着物姿でクルマに乗るのも子供のころ見たことが有ります。 近所に住んでいましたから。
by takeida houken (2016-06-26 15:44) 

ChinchikoPapa

takeida houkenさん、コメントをありがとうございます。
米子夫人を見かけられたということは、ご自宅は古い地番でいいますと下落合2丁目656~657番地の、2棟つづきの高田邸でしょうか。
佐伯祐三ばかりでなく、佐伯米子につきましても、こちらでは銀座4丁目や土橋(新橋)の実家を含め、いろいろと記事に書いてきました。よろしければ、ご参照ください。
わたしは、1974年の高校時代から下落合を歩きはじめまして、残念ながら米子夫人の死去から2年後、すでに佐伯アトリエは無人の建物となっていました。実際に、この界隈へ住みはじめたのは、学生時代の後半からですので、かろうじて緑多い下落合全域(中落合・中井2丁目含む)を目にすることができました。
by ChinchikoPapa (2016-06-26 17:53) 

ChinchikoPapa

ご訪問と「読んだ!」ボタンを、ありがとうございました。>HAtAさん
by ChinchikoPapa (2016-06-26 19:11) 

ChinchikoPapa

こちらにも、「読んだ!」ボタンをありがとうございます。>opas10さん
by ChinchikoPapa (2016-06-26 19:11) 

ChinchikoPapa

以前の記事にまで、「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>kazgさん
by ChinchikoPapa (2016-06-30 10:52) 

うたぞー

高田馬場から目白付近の山手線の内側と外側の地形の変化は東京の中でも特徴的で興味深いところですね。新宿から池袋に行くときには、いつもじっくり見てしまいます。
by うたぞー (2016-07-03 08:55) 

ChinchikoPapa

うたぞーさん、コメントをありがとうございます。
このスケッチに描かれているより、現在の線路土手は低めに感じてしまいますが、木々がほとんどすべて伐採されているせいでしょうか。ただ、戸山ヶ原のほうも西武線が存在しない大正期には、同じような風情をしていたと思うんですよね。
by ChinchikoPapa (2016-07-03 22:33) 

ChinchikoPapa

こちらにも、「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>fumikoさん
by ChinchikoPapa (2016-08-02 17:52) 

ChinchikoPapa

季節がら、お身体にはくれぐれもお気をつけください。
「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>sigさん
by ChinchikoPapa (2016-08-02 17:56) 

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