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のべ2,000万人に感謝と江戸東京のお遊び。 [気になる下落合]

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 拙ブログのスタートから今年で17年目になるが、先週末、訪問者数がのべ2,000万人を超えた。あまりにも膨大なPVなので、もうひとつ実感が湧かずボンヤリするしかないのだが、フォロワーの多い人気のSNSやYouTuberならともかく、これほど地域色が強く非常に地味なサイトのPVにしては、やはり不思議だし少し気持ちが悪い。あまり深く考えるのはやめて、ここは落合・目白地域の好きな方、ひいては江戸東京の好きな方々が何度も訪れては、拙記事を参照してくださっている……と素直に考え、もう少し書きつづけたいと思う。
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 さて、きょうは2,000万PV記念ということで、江戸東京の“お遊び”について取りあげてみたい。美術をはじめ芸術を“遊び”ととらえるなら、「いつも、そのテーマで書いてるじゃん」ということになるけれど、今回は美術ゲームの“遊び”について。
 江戸期から武家や町人を問わず、現在までつづいてきた“お遊び”のひとつに「入札鑑定会」がある。落合・目白地域には、美術刀剣を趣味にする人たちがたくさん住んでいたので、戦前まではあちこちでこのゲームが開かれていたのではないだろうか。わたしもときどき、丁子油など手入れ道具でお世話になる、1880年(明治13)創業の下落合の刀剣店・飯田高遠堂さんは、だからこそ現在まで営業をつづけてこられたのだろう。
 いつかもご紹介Click!したけれど、入札鑑定会とは刀剣の茎(なかご:柄の中に収まる刀身の手持ち部分)の銘を隠して刀工銘を当てさせる、美術品や骨董品ではよく行われているブラインドテストのようなゲームだ。つまり、どれだけ作品について見る眼=鑑識眼があるかを試し競いあうゲームだが、裏返せば自身の観賞眼を養い育てるには最適な、実地の模擬テストのような催しでもある。
 入札鑑定会は、「判者」と呼ばれる主催者(ないしは講師のように招かれた鑑定士)が蒐集している手持ちの作品、あるいは鑑定会用に借りてきた5~10振りの作品を並べ、刀剣の柄に収まる茎の部分を白鞘のまま、あるいは刀身のみの場合は銘の切られた部分を布などで厳重に覆い隠して、参加者たちに刀工銘を当てさせるゲームだ。参加者は、出品された刀剣の体配(刀姿)や刀身(地肌)の色つや、目白(鋼)Click!の折り返し鍛錬の模様、刃文、鋩(きっさき)の形状や帽子(ぼうし:刃文の返り方)などを仔細に観察し、自分がこれだと思う刀工銘を書いて紙片を判者にわたす、すなわち入札する。
 このゲームは、江戸期には刀が好きな武家の屋敷で、あるいは刀剣が趣味の町人宅で、さらに販促プロモーションの一環として刀屋などで開かれていた。町人は、大刀を指して歩くのは幕府に禁じられていたが、自宅に所有するのは「勝手」であり、また2尺(約60.6cm)以下の脇指なら指して出歩けたので、おカネに余裕のある商人たちの間でも鑑定ゲームは急速に広まっていった。さらに、江戸も後期になると刀剣鑑賞の趣味が拡がり、武家や町人をまじえてのいわば芝居連や長唄連などと同じような同好会ができて、身分にとにわれない連中(同好会員のこと)による無礼講の鑑定・鑑賞会も開催されていた。もちろん、裕福な町人たちのもとには出来のよい刀剣作品が集まりやすくなったためで、武家がそれを鑑定会などで拝観するというアベコベの世の中になっていた。
 さて、入札鑑定会で茎(なかご)を白鞘の柄のまま提示するのは、いまや刀剣趣味の常連や上級者向けの鑑定会で、銘の部分だけ布などを巻いて隠すほうが比較的やさしく(江戸期にはこのやり方が多かったようだ)、初心者向けの鑑定会といえるだろうか。なぜなら、刀剣の茎は刀工の特徴が色濃くあらわれている部分であり、茎の形状をはじめ、そこにほどこされた化粧鑢(けしょうやすり)による鑢目のデザイン、茎尻と呼ばれる茎の先のかたち、錆(さび)のつき方(経年)などで、かなり時代や刀工を絞りこめてしまうからだ。
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村正(初代).jpg
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 たとえば、茎のかたちが舟形(ふながた)をしており、茎尻が入山形(片山形)で化粧鑢が筋違(すじちがい)であれば、まず鎌倉期から室町期にかけての相州伝鍛冶を疑えるし、茎が鰱腹(たなごばら)形で茎尻が入山形ないしは栗尻形なら、まっ先に室町末期から江戸期にかけ伊勢桑名で鍛刀していた千子一派、中でも村正や正重、正真の系統を疑えるというように、ほぼ地域や刀工の一派(工房)をピンポイントで特定できてしまうからだ。もっとも、こんな簡単な問題は、おそらく入札鑑定会では出ないだろうが……。
 鑑定会の参加者が、判者に入札した答えが正解であれば「当(あたり)」という回答をもらえるが、「当」でない場合はハズレではなく、もう一度考え直して絞りこめるようにヒントを与えてくれる。チャンスは三度まで、つまり3回までは入札を繰り返せるが、それでも的中できなければ鑑識眼がいまだ未熟だということになってしまう。
 たとえば、入札して「同然」という回答があったとすれば、先の例でいうと「村正」と書いて判者から「同然」と回答があったなら、じゃあ同じ千子一派の作が似ている「正真」かな……と推定することができる。また、以前の記事Click!でいえば会津の「國定」と書いて「能候(よくそうろ)」となれば、これは同じ国の別の刀工一派だよということで、造りが近しい会津の「兼定」にちがいない……ということになる。あるいは、中村相馬藩の「國貞」だと入札して「通(とおり)」と回答されれば、同じ奥州街道沿いにある別の国の刀工、たとえば仙台の「正繁」あたりかな……と再考できるし、これは相州伝の「志津三郎兼氏」にそっくりなので入札すると「時代違(ちがい)」という回答で、ついでに「そんな国宝に近い作品が、ここの鑑定会に出るわけないじゃん。この作品も超貴重だけどさ」と判者からいわれたら、地鉄も新しいし研ぎ減りもほとんどないから四谷正宗Click!の「清麿」で再入札とか、判者との間のやりとりも楽しめるゲームなのだ。
 ただ、上記は単純にわかりやすくするために例として書いたケースで、たとえば「千子村正」なら何代の作品か、あるいは室町期の作なのか江戸期の作品なのかと、よりシビアな上級者向けの鑑定会もあることはお断りしておきたい。先のように、入札して「時代違(じだいちがい)」と回答されたら、そもそも室町期(慶長期)以前の古刀と江戸期(慶長期)以降の新刀とを取りちがえているよという意味だし、濤瀾刃だから「二代・津田助廣」だろうと入札したら「否縁(いやえん)」と回答され、「ひょっとすると越前守助廣の焼き刃を再現した江戸の水心子正秀Click!の新々刀? でも、流派が同じだとはいえないしなぁ」と、別の角度から作品を推理することができる。
 また、江戸の「石堂是一Click!」だろうと入札したら「本国能候(ほんごくにてよくそうろう)」と回答され、じゃあ近江が出自の大坂石堂か紀州石堂あたりかなというように、刀工が分派する以前の国だけは合ってるよという意味になるし、この焼き刃は「越前下坂」だと入札したら「出先能候(でさきにてよくそうろう)」という回答なので、じゃあ越前から江戸にやってきて徳川幕府お抱えになった「康継」あたりしかいないじゃんとなる。最後に、まったく見当ちがいの入札で、どうにも救いようのない鑑定結果の場合は「否(いや)」と回答され、もっと勉強しなさい……ということになる。
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 古刀や新刀、新々刀を問わず、刀剣には必ず刀工や鍛刀法(伝)、流派などの技術的な特徴(法則性)があるので、刀の体配(姿)や地鉄、鎬の造り方、刃文、帽子の返り方、樋、彫刻、茎(鑑定会で一部を見せてくれれば)などを詳しく観察し記憶すれば、1回の入札で当てられなくても3回ほど繰り返せば「当」をもらうことは困難ではない。ただし、そのためには数多くの美術館や博物館の刀剣展に通い、実物を数多く鑑賞しなければならないのは、あらゆる美術品と同様にある程度根気と積み重ねが要求される趣味だ。
 ただし、入札鑑定会ならではの弱点もある。「当」がよく出るようになると、自分にはかなり深い鑑識力や審美眼が備わった……と錯覚しがちなことだ。考えてみれば、入札鑑定会に出品される刀剣は、できるだけ特徴が出やすくわかりやすい作品をあらかじめ選んで、さまざまなレベルの愛刀家たちを集めて行われる。つまり、初心者には難しいが上級者には比較的たやすく「当」がとれるという意味では、実力が中レベルの入札者を想定して作品をそろえる傾向が見られる。換言すれば、入札鑑定会で「当」が多くなるということは、ようやく鑑定の基礎ができたぐらいに解釈しておかないと、鑑識力や審美眼がそれ以上深まらなくなってしまうというデメリットが生じてしまう。
 このデメリットは、すでに戦前から頻繁に指摘されていた課題でもある。1939年(昭和14)に岩波書店から出版された、本間順治『日本刀』から引用してみよう。
  
 これは(入札鑑定会は)興味を感じつゝ鑑定の稽古となることとして考へられたことで、慥かに益もあることであるが、現在の返答規則では学問的見地からは初学者には勧め兼ねるものがある。(中略) 個名までを信念を以て当てることは容易でないのであるが、入札刀を選ぶ楽屋の手加減と誘導的の返答の結果はさまで苦労もせずして個名までを的中することとなり、そこで宛も個名の特色を会得したかの陶酔気分になる。然し後に省れば当時は系統の特色を捉へてゐたに過ぎなかつたので、偶々知つてゐた一つの名を云つたら当つてきたと云つたやうに微苦笑的の経験が愛刀家には多いことであらう。かくして自然に系統や時代の特色をも覚える、それでもよいのかも知れぬが、自分が提案したいのは、初学者には先ず時代と系統の特色を十分に教へ、それの復習として入札鑑定でも、まづ(ママ)時代と系統のみを当てさせ、高等科の人々にのみ個名までの入札をさせ、而して時代と系統の相違には罰点を与えること、たとひ(ママ)個名は当らずともその作の出来より見て尤もと思はれるものには点を与へることである。(カッコ内引用者註)
  
 著者は「学問的見地」と書いているけれど、趣味を単に楽しむだけでなく学問・研究レベルにまで高めたいのであれば、上記のように地道に努力する姿勢がとても大切だろう。ただ、美術はどの分野も限りなく奥が深いので、最初はちょっと趣味で楽しむだけと思っていたのに、だんだんそれでは飽き足らなくなってのめりこみ、ついには専門書を片端から読みはじめる……なんてことが起きるのもまた、物好きな趣味の世界なのだ。
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本間順治「日本刀」1939.jpg 「日本刀講座」1934雄山閣.jpg
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 現在、全国で行われている入札鑑定会はほとんどヲジサンばかりの参加者で、若い刀女子には参加しづらいかもしれない。だから、美術館や博物館の展覧会が女子であふれるのだろうが、やはり実際に手にとり間近で観賞しないとわからないことがたくさんある。そういう女子には、刀剣鑑賞会というのが各地で開かれているので、気軽に参加してみるのも面白いだろう。実際に作品を手にとって、鋩の帽子から茎のすみずみまで観察・観賞することができる。いまどきの女子の体格や筋力であれば、大刀の重さもそれほど苦にならないだろう。ただし、あらかじめ刀の扱い方をきちんと勉強して、くれぐれもケガをしませんように。アニメや時代劇のように刀が扱えるなどと思っていては、大まちがいを犯すだろう。

◆写真上:目白通り沿いの下落合にある、今年で創業141年の刀剣店「飯田高遠堂」。
◆写真中上は、舟形の茎が特徴的な室町末期の「相州正廣」。は、鰱腹形の茎ですぐわかる相州伝系で伊勢桑名に住んだ千子一派の初代「村正」。芝居や講談で村正は有名だが、美術刀剣としての価値はあまり高くない。は、美濃鍛冶の後代「志津兼氏」。
◆写真中下は、浜辺にうねり寄せる波を連想させる濤瀾刃で有名な大坂の「津田越前守助廣」(二代助廣)。銘が近衛草書体で丸っこくなっているので、1674年(延宝2)以降に制作された「丸津田」と呼ばれる作品。は、備前伝の互(ぐ)の目丁子乱れ刃が特徴的な江戸赤坂に住んだ初代「石堂是一」。は、江戸幕府の抱え刀工だった越前下坂が故郷の三代「越前康継」。幕府御用のため、茎に葵紋を切ることが許されていた。
◆写真下は、入札鑑定会の会場で茎の白鞘が外されないまま並べられた作品類。は、戦前の代表的な刀剣書籍で、1939年(昭和14)に岩波書店から出版された本間順治『日本刀』()と、1934年(昭和9)に雄山閣から出版された『日本刀講座』(雄山閣編・全20巻/)。は、若い刀女子にも気軽に参加できる刀剣鑑賞会。
おまけ
 ケキョケキョばかりだった下落合のウグイスが、ようやく上手にさえずるようになった。

読んだ!(23)  コメント(32) 
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tomi_tomi

ブログ17年目突入、おめでとう・ご苦労様です。ブログのしっかりとした形式は17年間の成果だったのですね! 刀剣は詳しくはないのですが以前人気アニメ・鬼滅の刃で刀剣とコラボ展示があり若い女の子も多数来てました。何かとコラボすれば人気出そうです^^
by tomi_tomi (2021-05-15 00:50) 

kiyokiyo

ChinchikoPapaさん
おはようございます!^^
17年目とは凄いです。
そして2,000万PVおめでとうございます。
僕は学生時代に剣道の道場へ通っていました。
刀には興味があり、叔父のコレクションの日本刀を持ったことがあるのですが、時代劇のような扱い方は到底できないだろうなって思いましたよ^^
by kiyokiyo (2021-05-15 06:31) 

いつも拝読

2000万PVおめでとうございます。
いつも拝読しています。
これからもこの地域のことを色々教えてください。


by いつも拝読 (2021-05-15 09:57) 

サボテン

すばらしい!2000万PVは見事ですね。中身が充実しているからこその数字だと思います。これからもがばってください。私はどこまでいけるか分かりませんが、ChincikoPapa様を目標に頑張ります。おめでとうございます。
by サボテン (2021-05-15 11:04) 

ChinchikoPapa

tomi_tomiさん、コメントと「読んだ!」ボタンをありがとうございます。
20年ほど前からでしょうか、従来は男しかいなかった展覧会などで、若い女性をよく見かけるようになりました。おそらく、日本工芸の「総合芸術」といわれる刀剣美術で、刀身自体はもちろんですが刀装具には不可欠な金工や漆芸、焼物、組紐、織物など多種多様な工芸品の美しさに、魅了される女性が増えているのではないかと思います。
by ChinchikoPapa (2021-05-15 13:56) 

ChinchikoPapa

卵かけご飯の嚆矢といわれる尾張町の岸田家では、黄身と白身とともに混ぜて食べていますが、江戸期からすでに卵かけご飯は食べられていたと思います。隣接する地域に住んでいたうちでも、岸田家と同様の食べ方です。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>いっぷくさん
by ChinchikoPapa (2021-05-15 14:01) 

ChinchikoPapa

最近、C.ヘイデンの90年代から今世紀にかけての録音が、数多く発売されてますね。おそらくストリングスをバックにしたカルテットのアルバム人気が高いせいでしょうが、いつでも手に入るのは嬉しいことです。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>xml_xslさん
by ChinchikoPapa (2021-05-15 14:06) 

ChinchikoPapa

kiyokiyoさん、コメントと「読んだ!」ボタンをありがとうございます。
わたしは祖父の家で、刀や槍を持たせてもらったころから、どこかに惹かれるものを感じていたんだと思います。刀身も美しいですが、付属する小柄穂や鍔、縁頭、笄などの精巧な刀装具類も、子ども心になんて手のこんだ仕事をするのだろうと感心して眺めていました。おそらく持たせてもらった刀剣類は、江戸期の新刀だと思うのですが、刀の扱い方を知らない子どもに持たせるとき、祖父はヒヤヒヤしながら眺めていたんだろうと思います。
そういえば、中学時代はわたしも剣道部でしたが、サボッてばかりいましたので1年でクビになりました。w
by ChinchikoPapa (2021-05-15 14:12) 

ChinchikoPapa

「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>ありささん
by ChinchikoPapa (2021-05-15 14:13) 

ChinchikoPapa

「読んだ!」ボタンをありがとうございます。>じーバトさん
by ChinchikoPapa (2021-05-15 14:14) 

ChinchikoPapa

今年は、ボタンが早かったですね。そろそろ見ごろかなと、近くの寺のボタン園に散歩がてら入ったら、数百株のうち咲いているのがわずか4株ほどになっていてビックリしました。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>tarouさん
by ChinchikoPapa (2021-05-15 14:17) 

ChinchikoPapa

いつも拝読さん、コメントをありがとうございます。
コロナ禍で調査や取材が思うようにできず、またなぜか仕事が忙しくて更新がそろそろ危うい状況ですが、つづけられる限りはつづけようと思っています。今後とも、よろしくお願いいたします。
by ChinchikoPapa (2021-05-15 14:20) 

ChinchikoPapa

サボテンさん、コメントと「読んだ!」ボタンをありがとうございます。
過分なお言葉、たいへん恐縮です。わたしも、このままだと調べものや取材がかなり困難ですので、どこまで書けるのか心もとないこのごろです。今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
わたしも東京オリパラ2020は、どう考えてももはや不可能だと思います。先日の全30Dの新聞広告ではありませんが、76年前の竹槍「精神論」のような科学も論理も無視して開催を強行するとすれば、愚劣のきわみだと思いますね。
by ChinchikoPapa (2021-05-15 14:26) 

中落合住人

2000万PVおめでとうございます。
縁あって中落合の目白文化村に住んでいます。
コロナで遠出ができないため貴ブログを町歩きの
教科書に使わせて頂いています。
これからも面白い記事をお願いします。

by 中落合住人 (2021-05-15 17:03) 

ChinchikoPapa

山車も神輿も「密」ですので、今年は三社も神田明神も日枝権現も祭りは無理でしょうね。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>ryo1216さん
by ChinchikoPapa (2021-05-15 20:02) 

ChinchikoPapa

中落合住人さん、わざわざコメントをありがとうございます。
拙記事を街歩きの参考にされているとのこと、たいへん嬉しいコメントです。街角のそこかしこに物語が眠る落合地域ですが、近々、昭和初期に撮影された、中落合(旧・下落合3丁目)の目白通り沿い商店街の様子を記事にしたいと思っています。今後とも、よろしくお願いいたします。
by ChinchikoPapa (2021-05-15 20:07) 

skekhtehuacso

入札鑑定会、知りませんでした。
香道や闘茶のように、刀の銘までゲームにするとは恐れ入りました。
でもこれは、刀工によって作品の風合いに微妙な違いが出る日本刀ならではですね。
一本だけ昭和の軍刀、それも耐錆鋼刀を混ぜておくような意地悪もありでしょうか?

私が酒ブログを始めたきっかけの一つに、かつて付き合っていた女性宅で菊正宗を末廣とすり替えて出されたにもかかわらず、「やっぱりキクマサはうまい!」と言ってしまったことが悔しくて、酒の味を利きわける実力をつけたいと思ったことがございました。
当方まだその極致には達しておりませんが、ChinchikoPapa様の如く2,000万アクセスに達する頃には、利きわける実力が身についているかなぁ?

無理だろうなぁ。
by skekhtehuacso (2021-05-15 20:58) 

ChinchikoPapa

skekhtehuacsoさん、コメントと「読んだ!」ボタンをありがとうございます。
たぶん、素延べの「軍刀」と折り返し鍛錬をした日本刀では、地肌がまったく異なりますので、おそらく初心者でも一発で見分けがつくんじゃないかと思います。大量生産でいい加減なの軍刀は、刀剣美術界では「昭和刀」と呼ばれてお話にならない粗悪品の代名詞になっていますね。
酒にしろ美術品にしろ、楽しみながらいろいろ憶えられる性格からすれば、「好きこそものの上手なれ」のたとえ通り、それほど時間がかからず“上達”することまちがいなしですよ。いちばん心配なのは飽きがくることですが、美術品には飽きても酒に飽きることは、わたしの経験からいっても早々ないと思います。w
by ChinchikoPapa (2021-05-15 21:31) 

ChinchikoPapa

江戸川べりには、キジがもどっているんですね。昭和初期のこのあたりでも、夕ぐれにキジの鳴き声が聞こえていたという記録が残っているのですが、さすがにキジはまだ見かけません。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>(。・_・。)2kさん
by ChinchikoPapa (2021-05-16 09:56) 

ChinchikoPapa

山頂あたりに見えている大規模なデジタル通信施設は、通信キャリアか放送局の中継アンテナでしょうか。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>yamさん
by ChinchikoPapa (2021-05-16 10:04) 

ChinchikoPapa

このところ日本での葡萄酒(ワイン)の普及について調べていましたら、大正期に起きた食糧自給率の課題と直結することがわかって意外でした。外国米の輸入量とワイン用のブドウ畑の拡大は、深く関連するテーマだったんですね。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>fumikoさん
by ChinchikoPapa (2021-05-16 10:13) 

ChinchikoPapa

ご訪問と「読んだ!」ボタンを、ありがとうございました。>ネオ・アッキーさん
by ChinchikoPapa (2021-05-16 11:12) 

hirometai

ChinchikoPapa 様
2000万PVおめでとうございます。\(^o^)/
17年間の日々の賜物ですね。
歴史の内容が深いのでいつも勉強させて頂いています。
「入札鑑定会」知りませんでした。
以前に叔母から形見にと頂いた刀で(室町時代の物だったそうですが)、貰ってから次々と周りで不幸なことが起きるので怖くなり、処分を依頼した知人が店頭に飾ったら皇宮警察の方が塚、柄の細工に惚れ込まれてぜひにと日参されたのでお譲りしたと報告を受け安堵したのを覚えています。依頼、刀には近づかないことにしています。
これからも楽しませてください。(^-^)
by hirometai (2021-05-16 13:39) 

ChinchikoPapa

hirometaiさん、コメントをありがとうございます。ごていねいに恐縮です。
室町期(慶長)以前の刀(いわゆる古刀と呼ばれる範疇です)は、実際に使用されている可能性が高いので、やはり手にしても少し気持ちが悪いですね。刀をめぐる怪談には事欠きません。
江戸期に鍛造された新刀以降で、しかも磨ぎ減りがほとんどないのは、使用されずにそのまま現代まで保存され伝わった可能性が高いですので(「健全」な作品と呼ばれますが)、持っていてもあまり気味の悪さは感じません。特に、脇指はほとんど使用される機会もなく、出来も大刀と変わりませんので若い子には人気があるようです。価格が安くて、ちょっとお小遣いを貯めれば手に入れられるのも、人気のある要因なのでしょうね。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。^^
by ChinchikoPapa (2021-05-16 17:00) 

ChinchikoPapa

先年、下北沢のタウンホールで劇を見たのですが、舞台と客席に段差がなく同じフロアつづきで、舞台を半円形で囲むように客席が並んでいました。最前列で観ていたのですが、暗転したときにどうやって大道具を入れ替えるのかと興味津々でしたが、まったく入れ替えなしの「ホームドラマ」で終わりました。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>ぼんぼちぼちぼちさん
by ChinchikoPapa (2021-05-16 17:09) 

ChinchikoPapa

目には見えませんが、こちらにも少し黄砂が飛んできているようです。黒いクルマのボンネットなどには、花粉と同じで薄っすらと積もっているのでしょうか。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>kazgさん
by ChinchikoPapa (2021-05-16 17:12) 

ChinchikoPapa

こういう時期ですので、三度の食事の中身がとても重要だと思います。
「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>chihoさん
by ChinchikoPapa (2021-05-16 22:49) 

ChinchikoPapa

ご訪問と「読んだ!」ボタンを、ありがとうございました。>NO14Ruggermanさん
by ChinchikoPapa (2021-05-17 10:26) 

ChinchikoPapa

「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>鉄腕原子さん
by ChinchikoPapa (2021-05-17 10:26) 

ChinchikoPapa

「読んだ!」ボタンをありがとうございます。>@ミックさん
by ChinchikoPapa (2021-05-17 10:27) 

ChinchikoPapa

わたしも、アナゴ料理には目がないです。甘辛のタレを塗ったにぎりもいいですが、ワサビで食べる白焼きも好きですね。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>マルコメさん
by ChinchikoPapa (2021-05-17 12:08) 

ChinchikoPapa

長い臨床試験や治験を繰り返したうえで「安全」といわれ、2009年から積極的な接種が進められていたHPVワクチンの惨禍は、ついこの間の出来事です。「安全」といって推進していた厚生省が、いまや「勧められません」というパンフを配布していますが、安全性や効果が未検証に近いワクチンのリスクは無視できないですね。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>step-iwasakiさん
by ChinchikoPapa (2021-05-17 19:10) 

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