SSブログ

下落合584番地の二瓶等と野口英世。 [気になる下落合]

二瓶等アトリエ跡.jpg
 先年、行政機関の中でハンコ(印判)を使わずに業務を遂行しようとする動きが、国内外で話題となった。特に海外では、「ハンコってなに?」という疑問や興味とともに、「日本の行政では、FAXとハンコがないとワークフローを形成できない」と笑い話のネタにされ、特にネットでは世界じゅうのメディアで深刻なCOVID-19禍の中でも、かろうじて笑える数少ない話題として紹介されたばかりだ。
 日本の民間企業でさえ、早い社では20年以上も前から解消されていたテーマ(課題)だが、いまだ行政機関ではあたりまえのこととして常態化している事実を、世界じゅうのマスコミが笑い話のネタとして紹介するのも無理からぬことだと思う。だが、ハンコをできるだけ廃止したことで仕事のスピードが向上し、業務の効率化が進みつつある……ということだけで、この話が終わってやしないだろうか?
 ハンコ廃止の本質的なテーマは、実は「申請業務の簡易化や円滑化」あるいは「官公庁内における業務のスピードアップと効率化」にあるのではない。民間企業では、20年ほど前に推進されたハンコの廃止は、それによって稟議の巡回ルートの見直しや稟議を承認する人物、すなわち社内における役職の見直し=組織の再編に直結するテーマだったのだ。その重要な“気づき”(近ごろアウェアネスと横文字をつかう人が急増している)により、事業の意思決定者(事業部長=マネージャー)と仕事の現場(チーム)だけで、ICTによるトップダウンやボトムアップなど迅速なコミュニケーションの仕組みを整備さえすれば、業務がスムーズかつスピーディにまわることが明らかになってしまったのだ。
 換言すれば、事業全体の承認・決裁をつかさどり案件を仕切るマネージャーと、業務またはプロジェクトを推進する現場のチーム(責任者はチームリーダー)のみがいれば、それまで稟議のハンコを延々と押してまわっていた中間管理職たち、すなわち部長、部長補佐、副部長または次長、課長、課長補佐、係長、主任などなどの役職の面々が、実は業務スピードの遅延を招来し、他社(他組織)との競争力を低下させるだけの存在であり、「いらない」ことが可視化され経営的な“気づき”にまで発展してしまったのだ。こうして、多くの企業ではマネージャーとプロジェクトチーム(リーダー含む)のみで、ほとんどの仕事が迅速にまわるよう機動的で身軽な組織づくりがあたりまえになった。
 ハンコの廃止に、行政組織が20年以上にわたって反対してきた本質的な理由が、もうおわかりかと思う。つまり、「いらない」人がワークフロー上で可視化され、組織全体までリストラクションの波が拡がるのを、絶対になんとしてでも阻止しなければならなかったのだ。それほど、官僚組織のヒエラルキーは絶対であり、不変のものとして保守・維持しなければならならないテーマだった。それによってどれほど意思決定が遅れようが、他国との行政・施策面での競争力が低下しようが、世界じゅうの笑いものにされ恥をさらそううが、自身の役職や立場の「存在理由」が消えてなくなってしまうかもしれないテーマへ、容易に賛同するわけにはいかなかったのだ。
 行政に限らず、この時代の流れや速さについていけない、あるいは新たな学術や事業の創造・発展を阻害するヒエラルキーの弊害については、拙サイトでもたとえば下落合1705番地の東京高等歯科医学校Click!(現・東京医科歯科大学)を創立した島峰徹Click!や、雑司ヶ谷572番地の「異人館」Click!に住むリヒャルト・ハイゼClick!がサポートした北里柴三郎Click!などの事例で何度かご紹介している。
 いや、官僚(的)ヒエラルキーや組織による嫌がらせや事業の妨害は、松本順Click!による早稲田の「蘭疇医院」Click!のころから、薩長政府の官製学校ですでにはじまっていた。なにか先進的な事業や創造的な取り組みをしようとすると、寄ってたかって疎外し妨害するという病的かつ陰湿な性質は、いまも昔もたいして変わっていないのかもしれない。松本順が興した事業や教育の重要性に気がついたのは、当時の教部省(のち文部省)や官製学校などの学術分野ではなく、陸軍の軍人・山県有朋だったのはなんとも皮肉なことだ。
野口研究所.jpg
野口英世(北里研究所).jpg
 余談的な前置きが長くなってしまったが、会津(猪苗代町)出身の野口英世も生涯を通じて、日本のそのような組織から冷笑とともに差別され、いろいろとひどい目に遭わされてきた人物のひとりだ。新しい発想や才能をもつ人物主体からではなく、その仕事で得られた成果や実績などから判断されるのでもなく、どこの学校を卒業してどこの組織に属しているのか(どこの学閥に属しているのか)が、すべての判断基準だった当時の日本に、彼が仕事をする居場所などなかった。ほんとうに頭のいい人物や才能のある人間が、日本では育ちにくい典型的な組織の病理を証明しているような、象徴的なケーススタディだ。
 野口英世というと、戦前の伝記物語では“聖人君主”のようにことさら美化され、まるで全国の尋常小学校に建てられた二宮金次郎像Click!なみの扱われ方をしてきたが、そもそも彼の業績を徹底して無視あるいは軽視し、さまざまな嫌がらせや妨害をしてきたのは北里柴三郎ケースとまったく同様、当の文部省であり傘下の官製帝国大学だったはずだ。そのあたりの証言は、同じ福島県の出身で野口英世の親しい友人であり、やはりひどい目に遭わされている薬学者・星一の息子が書いた、星新一『明治の人物誌』など、戦後になって語られはじめた資料は枚挙にいとまがない。
 ただし、“聖人君主”のように美化された野口英世像も、もちろん戦後になって大きく崩れはじめ、大金を持たせたらあと先を考えず一夜のドンチャン騒ぎで全部つかってしまう、底なしの大酒飲み、借金を知らんぷりして返さず踏み倒す、初恋の相手だった人妻に贈り物をして騒動を起こす、米国人の妻と取っ組み合いのケンカをしてしじゅう投げ飛ばされる、同時代のチャップリンのモノマネをする……などなど、かなりひょうきんな変人だったことが、戦後、身近にいた人物たちの証言で語られはじめた。そのあたりの様子は、米国の伝記本であるイザベル・プレセット『野口英世』や、2008年(平成20)に三修社から出版された星亮一『野口英世―波乱の生涯―』などに詳しい。
 さて、野口英世の肖像を描いた洋画家が、下落合584番地のアトリエに住んでいた。当初は大塚にアトリエを建設しようと土地まで購入して地主と契約を済ませていたが、中村彝Click!の強引な勧めで下落合464番地の彝アトリエから西へ270mほどの敷地を購入して、豪華なアトリエと自邸を建設している二瓶等Click!(二瓶徳松→二瓶經松→二瓶義観→二瓶等→二瓶等観)だ。曾宮一念Click!牧野虎雄Click!片多徳郎Click!などのアトリエ跡と彝アトリエとの、ちょうど中間地点にあたる。
 二瓶等Click!は、北海道は札幌の資産家の息子だったので土地を購入し、その上に建てられたアトリエ+自邸は豪華だった。東京美術学校Click!の学生時代から、鈴木良三Click!によれば4間(四方)+3畳半のアトリエを建て、ほかに暖炉のある広い居間や応接室、キッチン、風呂、テラスなどの母屋が付属し、師である中村彝よりもはるかに大きなアトリエで生活していた。美校では、入学時には佐伯祐三Click!山田新一Click!と同級だったが、なぜか1年足らずで退学し翌年改めて入学しなおして、佐伯たちとは1年遅れて卒業している。
二瓶等アトリエ1947.jpg
二瓶徳松「真珠」1922.jpg
二瓶等「裸女」1924.jpg
 二瓶等Click!(すでに1945年以降の二瓶等観と名のる時代になっていた)が、野口英世の肖像画を描いたのは戦後間もないころのことだ。つまり、野口英世が黄熱病にかかり、アフリカで「わけが分からない」といい残して病没した、1928年(昭和3)から20年近くの歳月が流れていた。したがって、二瓶等は野口英世のもっとも知られたポートレート(写真)を参考にしながら描いているとみられる。そして、1949年(昭和24)にその肖像画をもとに制作した、郵政省の野口英世8円切手が発行されている。
 どのような因縁で、二瓶等が野口英世の8円切手の肖像を引き受けたのかは不明だが、資料をあたっているうちに面白いことに気がついた。幼少時、貧乏な小作人だった野口家の様子を、先述の星亮一『野口英世―波乱の生涯―』から引用してみよう。
  
 会津では農民に土地の所有権がなかった。/農家二十七軒で構成する三城潟村の土地三百五十石を管理するのは肝煎(庄屋)の二瓶家であった。耕作高の約三分の一を肝煎が取得するので、残り二十六軒の石高は平均すると八石九斗六升になった。
  
 シカ(英世の母)は、このあと父親が幕末の京都守護任務で出かけてしまって働き手を失い、向かいに住む地主(元・庄屋)の二瓶橘吾家に奉公に出ることになる。そして、会津戦争のあと二瓶家が仲立ちとなり野口シカの家に婿養子として入ったのが、佐代助(英世の父)ということになる。また、野口英世が通った三ッ和小学校は、野口家に隣接する広い二瓶家の敷地内にあり、当主の二瓶橘吾は同校の学務委員をつとめていた。
 ここに登場する二瓶家と、北海道の札幌で豪商として知られ二瓶徳松(二瓶等)が生まれた二瓶家とは、どこかで家系がつながる姻戚同士ではないか。会津戦争のあと、二瓶家の一族の誰かが会津から北海道へとわたり、新たな事業を創業して軌道に乗ったころ、1888年(明治21)に二瓶徳松(二瓶等)が生まれているのではないだろうか。野口英世は1876年(明治9)の生まれなので、二瓶等は12歳年下ということになる。ひょっとすると、このふたりは会津か東京のどこかで出会っているのかもしれない。
 戦後、野口英世の切手を制作することが決まった際、郵政省の担当者に野口家または隣りの二瓶家の誰かが、「そういえば野口英世に近い二瓶家の親戚に洋画家がいる」と、下落合の二瓶等を紹介しやしなかっただろうか。中国で満州美術会を結成していた二瓶等は、敗戦とともに下落合にもどり、その後ほどなく、戦災からも焼け残っていた下落合584番地の自邸+アトリエを売却して池袋にアトリエを建てて転居している。野口英世の肖像画が、下落合と池袋のどちらのアトリエで描かれたかは定かではないが、鈴木良三にいわせれば「つつましい出来」(『芸術無限に生きて』1999年より)だった。
二瓶等「野口英世像」1949.jpg
野口英世.jpg 野口英世千円.jpg
星亮一「野口英世」2008.jpg プレセット「野口英世」1987星和書店.jpg
 さて、しじゅうカネがなくて空腹を抱え、借金につぐ借金を繰り返して返済しない野口英世は、1,000円札に自身の肖像が採用されているのを見たら、はたしてどんな顔をするだろうか。「オラにそっくらだなし」というだろうか、それとも「わげ分がんね」だろうか。

◆写真上:中村彝のアトリエも近い、下落合584番地の二瓶等アトリエ跡(左手奥)。
◆写真中上は、米国の野口研究所で撮影された野口英世と研究スタッフたち。は、北里柴三郎の北里研究所に保存されていた晩年に近い野口英世の写真。
◆写真中下は、1947年(昭和22)の空中写真にみる戦災から焼け残った二瓶等アトリエで、周囲の家々と比べても大きな邸宅だったのがわかる。は、1922年(大正11)制作の二瓶徳松(二瓶等)『真珠』。は、1924年(大正13)に制作された二瓶等『裸女』。
◆写真下は、1949年(昭和24)に発行された野口英世8円切手。中左は、肖像画のモチーフになったとみられるポートレート。中右は、現1,000円札の野口英世。実際の写真よりも肖像画に近似しているので、郵政省に残る作品を参照したものだろうか。は、2008年(平成20)に三修社から出版された星亮一『野口英世―波乱の生涯―』()と、1987年(昭和62)に翻訳され星和書店から出版された米国の伝記作家I.R.プレセット『野口英世』()。

読んだ!(27)  コメント(36) 

読んだ! 27

コメント 36

tomi_tomi

野口英雄は黄熱病の研究者程度の知識しか知らなかったのですがいろいろなエピソードの持ち主だったのですね!面白く貴重な情報、参考になります。
by tomi_tomi (2021-05-21 01:33) 

ChinchikoPapa

tomi_tomiさん、コメントと「読んだ!」ボタンをありがとうございます。
わたしも子どものころに読んだ伝記物語や、教科書に載ったエピソードの印象が強いのですが、最新の野口英世研究についての資料を読むと、人物像が大きくブレて、むしろかなりユーモラスでおかしな変人という印象になります。
by ChinchikoPapa (2021-05-21 09:58) 

ChinchikoPapa

「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>鉄腕原子さん
by ChinchikoPapa (2021-05-21 09:58) 

ChinchikoPapa

子どものころに馴染んでいたのは「相模」ナンバーですので、「湘南」にはいまいちピンときません。それに、なんで秦野や足柄、箱根が「湘南」ナンバーなのか不可解で、地付きの人も「??」なのではないでしょうか。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>いっぷくさん
by ChinchikoPapa (2021-05-21 10:05) 

ChinchikoPapa

「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>@ミックさん
by ChinchikoPapa (2021-05-21 10:05) 

ChinchikoPapa

「読んだ!」ボタンをありがとうございます。>じーバトさん
by ChinchikoPapa (2021-05-21 10:06) 

ChinchikoPapa

だんだん、ワクチン接種の「同調圧」が強まってきました。過去の悲惨なワクチン禍の数々を、みなさん知らないわけがないでしょうに。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>kiyokiyoさん
by ChinchikoPapa (2021-05-21 10:08) 

ChinchikoPapa

ミンガスの初心者というか、JAZZの入門者がまず入手するアルバムですね。若いころLPでさんざん聴いたせいか、確かCDでは買い直していません。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>xml_xslさん
by ChinchikoPapa (2021-05-21 10:11) 

ChinchikoPapa

外来種のガビチョウは、こちらでは見たことがないですね。相模湾沿いの鳥で、このあたりでも見かけるのはおそらく方向音痴wで迷ったアオバトです。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>tarouさん
by ChinchikoPapa (2021-05-21 12:10) 

ChinchikoPapa

食品サンプルを目にすると、いつも欲しくなります。あれもこれも欲しいと目移りしてると、すぐに万単位の価格になってしまいますね。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>ryo1216さん
by ChinchikoPapa (2021-05-21 14:29) 

ChinchikoPapa

アジサイの蕾が大きくふくらんで、いまにも開花しそうです。実質的には、ここ数日の雨で梅雨入りのような気配ですね。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>hirometaiさん
by ChinchikoPapa (2021-05-21 17:32) 

ChinchikoPapa

わたしも運動不足で、体重が増え気味です。できるだけ歩くようにはしているのですが、一昨年に比べると運動力がかなり不足しています。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>hide-mさん
by ChinchikoPapa (2021-05-21 19:24) 

ChinchikoPapa

近ごろは、CKBの4ビートでギターJAZZっぽい『長者町ブルース』か、ラップ混じりの横浜の場末くさい『実演!夜のヴィブラート』あたりが印象的で耳に残っています。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>ぼんぼちぼちぼちさん
by ChinchikoPapa (2021-05-21 22:30) 

ChinchikoPapa

わたしも以前、キリル文字のスパムコメントに悩まされましたが、キリル文字に特徴的なアルファベットをいくつか選び、「記事管理」→「スパムフィルタ」→「禁止WORD」に、いくつかコピペで登録するとピタリと止みました。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>kazgさん
by ChinchikoPapa (2021-05-21 22:42) 

kazg

「禁止WORD」試してみます。ありがとうございました。
by kazg (2021-05-22 10:18) 

ChinchikoPapa

仕事に追われてると、つい早飯になってしまいよく噛んでませんね。咀嚼を増やすことは、それだけで満腹感を得られるのは周囲からもいわれます。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>ふるたによしひささん
by ChinchikoPapa (2021-05-22 10:19) 

ChinchikoPapa

kazgさん、この「禁止WORD」フィルタリングは便利で、リンク誘導している相手のサーバドメインなども登録すれば、しつこいスパムにはかなり有効です。お試しください。
by ChinchikoPapa (2021-05-22 10:27) 

ChinchikoPapa

ふつう定食には白飯がつきますが、ふりかけが載ったご飯はめずらしいですね。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>マルコメさん
by ChinchikoPapa (2021-05-22 10:29) 

kiyokiyo

ChinchikoPapaさん
こんにちは
今日も貴重なご指摘、ありがとうございます!
ごめんなさい「過去の悲惨なワクチン禍」僕はピンとこなかったので調べてみましたm(_ _)m
昭和21年に腸チフス・パラチフス予防接種を受けた児童100名あまりが結核を発症したという資料を読みました。
それ以外にも結構沢山あるんですね。
わが国において、ワクチン接種希望者が諸外国と比べて少ないということ、ちゃんと理由があるんですよね。
by kiyokiyo (2021-05-22 19:06) 

ChinchikoPapa

kiyokiyoさん、コメントをありがとうございます。
ここ2~3年で大きく表面化した深刻な副作用に、HPVワクチン(子宮頸癌ワクチン)の接種問題がまだ記憶に新しいところです。2014年の時点で、すでに2,584人が副作用被害者として登録され、転居などで所在不明の未登録者が845人いるとのことですから、2009年の接種開始から5年間で3,500人弱の女性が、なんらかの副作用で苦しんでいることになりますね。十分な臨床試験を繰り返し、厚生労働省からも「安全」と折り紙がついたワクチンでさえこの惨禍ですので、多くの人が短期開発・早期接種のCOVID-19ワクチンに疑念を抱くのも無理はないと思います。
もっとも、最近では製薬会社と医者(もちろん医師会)が一体となって、「副作用はない」キャンペーンを張りつつあり、まるで被害者たちが「非科学的」でウソをついているかのような表現まで見受けられます。当然、接種中止をつづける厚生労働省へ自民党を通じて圧力をかけていると思いますので、再び「安全」だとして接種を奨励し被害が拡がらないといいのですが。
なにやら、水俣病の深刻な被害者たちの訴えを「水俣の風土病だ」として、有機水銀中毒にフタをしようとした姿勢に、とてもよく似た臭いを感じます。
by ChinchikoPapa (2021-05-22 23:31) 

kiyokiyo

ChinchikoPapaさん
おはようございます!
申し訳ありません!そうでした、子宮頸癌ワクチンの問題が報道されている時期がありましたね。
ごめんなさい、思い出しましたm(_ _)m
薬害により健康被害に苦しんでいる方がいらっしゃること、その事実にも確りと目を向けなくてはいけませんよね。
今回もご指導をいただきありがとうございました^^
by kiyokiyo (2021-05-23 08:13) 

ChinchikoPapa

これだけ季節が早くまわると、不忍池でもハスの蕾がかなりふくらんでいそうですね。観蓮会も、数週間前倒しにするところが多いかもしれません。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>(。・_・。)2kさん
by ChinchikoPapa (2021-05-23 11:25) 

ChinchikoPapa

「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>ありささん
by ChinchikoPapa (2021-05-23 11:25) 

ChinchikoPapa

kiyokiyoさん、重ねてコメントをありがとうございます。
HPVワクチンやCOVID-19ワクチンの副作用が報道されにくいのは(あるいは報道されても小さな扱いなのは)、なにかマズイことが起きると、過去に日本医師会=製薬会社(大手スポンサー)がツーカーでマスメディアに圧力をかけてきた経緯があるからですね。1970~80年代から、そのような傾向が顕著でしたので、いまでは直接圧力をかけなくても、すでにマスメディア側の自主規制が働いて表面化しにくい環境になってしまっています。
by ChinchikoPapa (2021-05-23 11:33) 

ChinchikoPapa

ご訪問と「読んだ!」ボタンを、ありがとうございました。>ネオ・アッキーさん
by ChinchikoPapa (2021-05-23 13:31) 

ChinchikoPapa

なんだかフジもツツジも、今年はあれよあれよという間に散ってしまったような感覚があります。例年ですと、ツツジがすべて咲き終える5月末に入るお隣りの植木屋さんが、今年は先々週に枝を払っていました。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>yamさん
by ChinchikoPapa (2021-05-23 13:36) 

ChinchikoPapa

わたしのころの「生徒自治」は、生徒会のメンバーを教師たちが学校へ異議をとなえない、お勉強がよくできる“優等生”たちを一方的に任命していた時代ですので、生徒会は学校の「カイライ」と誰もがとらえていました。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>ハマコウさん
by ChinchikoPapa (2021-05-23 13:53) 

ChinchikoPapa

わたしはミュージカルが苦手なせいか、劇団四季の舞台はTVでのチョロ見は別にしても、観に出かけたことがありません。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>サボテンさん
by ChinchikoPapa (2021-05-23 20:20) 

ChinchikoPapa

ご訪問と「読んだ!」ボタンを、ありがとうございました。>NO14Ruggermanさん
by ChinchikoPapa (2021-05-23 23:33) 

ChinchikoPapa

こちらにも、「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>アヨアン・イゴカーさん
by ChinchikoPapa (2021-05-25 12:02) 

ChinchikoPapa

こちらにも、「読んだ!」ボタンをありがとうございました。> skekhtehuacsoさん
by ChinchikoPapa (2021-05-25 22:31) 

ChinchikoPapa

少し前の記事にまで、わざわざ「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>大善士さん
by ChinchikoPapa (2021-05-27 23:32) 

ChinchikoPapa

こちらにも、「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>fumikoさん
by ChinchikoPapa (2021-05-28 10:56) 

ChinchikoPapa

こちらにも、「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>芝浦鉄親父さん
by ChinchikoPapa (2021-05-28 22:42) 

pinkich

papaさん いつも楽しみに拝見しております。ハンコ廃止の本質はいらない役職を廃止することとは至言ですね。役職がハンコ文化を重宝していたわけですね。野口英世の業績は、現在では多くが否定されているようですが、業績とは本来関係のない立身出世の伝記的要素が、業績以上にクローズアップされ、千円札の肖像にもなっているようです。わかりにくい業績より、わかりやすいエピソードが注目されるのは、日本のマスコミ特有のものでしょうか?!
by pinkich (2021-05-30 11:38) 

ChinchikoPapa

pinkichさん、コメントをありがとうございます。
記事中に挙げた書籍でもそうですが、現代の医学的な見地からすれば野口英世の業績は、疑問符だらけになってしまうようですね。特に黄熱病に罹患して生命を落としてしまうのは、自身の発見や研究の方向性がまちがっていたことを自身の生命で証明してしまうことになりますが(このあたり、晩年に自分でも疑義を抱きはじめていた様子が、アフリカでの助手たちの証言にもうかがわれます)、予算に対して常に新たな成果を(早急に)求められる、米国の研究環境に起因するようにも感じますね。
「手が不自由なのに人一倍努力をすれば、大きな成功につながる」という立身出世の物語が、「恵まれない境遇でも、人一倍努力をすれば報われる」という二宮金次郎の物語にどこか通じるところがあり、戦前の修身教材にはピッタリのストーリーだったのではないかと思います。
by ChinchikoPapa (2021-05-30 12:07) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。