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大震災で露呈した政府システムのBCP欠如。 [気になるエトセトラ]

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 このサイトのテーマである「地域」からは少し外れるけれど、あまりにもお粗末かつヒドイので、書かずにはいられなくなった。それは、2012年度の政府予算一般会計の内訳(要求)についてなのだが、「この10年間、政府はICTでいったいなにをしてきたのだ?」と、ため息をつきたくなる内容だ。この変化(進化)が激しい基幹系システムの整備環境で、各国が必死に仕組みづくりへ前向きに取り組み、国家間が危機管理やセキュリティの担保に鎬を削っているClick!状況下、日本政府はこれまでいったいなにをしてきたのだろうか? 結論から先にいえば、日本の政府基盤に構築されたさまざまな基幹系システムや業務系システムは、民間の企業に比べれば10年以上の周回遅れのレガシー環境をそのまま引きずっている・・・ということだ。これでは、最新のシステムで「武装」している国々に事業や業務の処理スピード、また仕事の質や効率性など、どれをとってもかなうわけがない。ましてや、なんらかの危機的な状況が生じたときにはなおさらだ。
 一般会計の予算要求から透けて見える、これら時代遅れのシステム環境は、東日本大震災が起きたからこそあぶり出されてきた結果だ。もし今回の大震災がなければ、「いまだに、こんなことしてたの?」という状況は、まったく国民に見えないままつづいていただろう。端的にいえば、民間の企業なら2000年前後から取り組みはじめている、BCP(事業継続計画)あるいはRMP(危機管理計画)をベースとしたシステム基盤づくりが、ほとんどなされていない・・・ということなのだ。
 2012年度予算一般会計(要求)では、総務省の東日本大震災に対する「復旧・復興対策経費」が突出している。中でも、「消防防災通信基盤の緊急整備」(要求額198億円)と「ICTを活用した新たなまちづくり等の推進」(同169億円)が、ケタ違いに大きい。だが、この予算項目には「いま、何時代を生きてるの?」と思わずにはいられない内容が並んでいる。そもそも、政府そのものに「共通プラットフォーム」が存在しないこと自体に愕然とするが、防災や緊急時のネットワークがFAXと電話で、防災無線がアナログのままだった・・・とは、どういうことだろうか?
 「膨大な人的被害を防げなかった」点を改善するために、デジタル化をベースとしたネットワーキングにより、病院や学校などを含む防災システム基盤の構築・・・と、1990年代末を思わせる表現の「予算要求理由」が並んでいる。TVのデジタル化などよりもはるか以前に、とっくのとうに実現され、課題が解消されていなければならないはずのテーマが、臆面もなく来年度予算の要求理由に書きこまれている。「国民本位の電子政府の実現」という項目では、93億円の予算要求が算出されているが、この予算のうち90%近い金額が地方へのICT浸透予算ではなく、中央政府自体を対象とした予算だ。繰り返し書いてしまうが、これは1990年代末の一般会計(要求)ではなく、2012年度のものだ。
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 今回の大震災では、津波で壊滅した地元自治体(市町村)の住民や法人データのバックアップが、地方自治体(県)や近くの町の法務局出張所に設置されたストレージ、ないしは近辺の「テープ倉庫」(爆!)にあることが明らかにされているが、そもそも大規模な自然災害の被害を受けて、同一地域のバックアップデータも災害と同時に滅失する可能性がある・・・とは、誰も考えなかったのだろうか? その時点で、国民あるいは県民へのサービス業務いっさいが、まったく継続できなくなって停止するとは、考えてもみなかったのか? 双方が滅失した場合は、復元が不可能なことも明らかになっている。BCPやRMPがまったく意識されず、信じられないほどズサンなマネジメント体制なのだ。法務局と区役所が同時に焼けて混乱した、1945年(昭和20)の大空襲Click!からまったく進歩してないではないか。もはや『砂の器』の、「和賀英良」の時代ではないはずだ。
 法務局データなどの「広域バックアップシステムの構築」に11億円、「オンライン申請システムの業務継続性の確保」に17億円と、「こんなことまで、まだ実現されてなかったの?」の要求項目はつづく。現状では、磁気テープを用いて年に1回(月次ですらない)、バックアップデータを作成し同一地域の管轄法務局へ保管していただけのようだ。地方自治体同士を結ぶ統合行政ネットワーク(LGWAN)を使って、遠隔バックアップをする計画らしいのだが、オンライン申請システムセンターともども、全国に分散するといっても都市部へ2~3ヶ所では心もとない限りだ。
 内閣官房の「危機管理体制充実強化経費」という項目も気になったので確認する。各省庁間を結ぶネットワーク「霞が関WAN」が、運用開始から10年以上たっても「未整備」なのにも呆れるが、東日本大震災において官邸危機管理センターと各省庁との緊急情報伝達が、電話とFAXだけだったという「原始時代」的な事実が露呈したのは、“お寒い”を通りこして、もはや笑い話の領域だ。多彩なファイルや画像を送れるメール用VPNさえ存在しない、この国の危機管理システムは、現代の企業やフロントのビジネスマンがフツーに装備している情報インフラよりも貧弱だ。要求予算には、「緊急参集通知用メールシステム」の開発費や、危機管理センターの「非常用発電装置」の設置費までが含まれている。(いま現在でも、電気が消えたら危機管理センターの業務はおしまいなのだろうか?) システムの運用管理者なら、誰もが装備している緊急アラートの仕組みさえ持っていなかった。
三田.JPG
 どおりで、官邸危機管理センターの記者会見が、マスコミの情報に比べずいぶん遅れるはずだ。同センターのスタッフたちは、おそらく持てるリソースをフル活用しながら、最速のスピードで一所懸命に仕事をしていたのだろう。ところが、民間のネットワークスピードにまったく追いつけず歯が立たないほど、“装備”が古かったのだ。そして、記者会見を待つ記者や国民に「なにやってるんだろ?」という疑念を抱かせてしまうほど、それほど政府と民間との情報スピードの格差が拡大していた。
 厚生労働省は、「医療情報連携の基盤整備」予算として20億円を要求しているが、これも共通プラットフォームとバックアップシステムの不在という課題だ。ひとつの病院の患者データが滅失すると、どのような病気やケガで治療を受けていたのかがまったく不明・・・という状況を改善しようとするものだが、いまやECサイトでさえ一般的に行われている「顧客情報の継続的把握」の電子カルテ版のようなものだ。とうに実現されている国々が多い中で、あまりにも対応が遅いと言わざるをえない。同じく厚労省は、相変わらず年金記録の「紙台帳とコンピュータ記録との突き合わせの促進」予算として、722億円もの巨額要求をしている。いい加減なシステム運用が招いた尻ぬぐいとして、うしろ向きのシステム予算が突出しているのが、なんとも情けなく悲しい限りだ。
 民間では、さまざまな基幹系あるいは業務系システムの企画・構築フェーズにおいて、システムについて知悉しない人間へ、意思決定権を持たせる誤りが指摘されて久しい。おそらく、政府内部でシステム開発やマネジメントを手がけるPMやSEたちには、「官邸の危機管理センターって、UPSだけで電源二重化されてないの? 停電したら終わりって、マジですか?」というスタッフが必ずいたはずだ。また、「新宿区の住民・企業データのバックアップを、同じ新宿区や都内の法務局に置くの? マジで?」というメンバーもいるはずだ。彼らの危機感やリスク管理意識を、意思決定の最優先課題にすえない限り、日本の政府基幹系システムの“時代遅れ”と脆弱性は変わらないだろう。それを改めて浮き彫りにしたのが今回の大震災であり、2012年度政府予算一般会計(要求)だ。
津久戸町・神楽坂.JPG
 大震災と原発のカタストロフの中、官邸危機管理センターと各省庁間との緊急情報ルートが電話とFAXだけで、電源の冗長化もなく電気が消えたらほどなく業務も終わりでした・・・というニュースは、今回の予算要求の内実とともに世界じゅうに伝わっているだろう。各国の政府系システム管理者たちの間で、「21世紀のネットジョーク」にならなければいいのだが・・・。まだまだ、気になる予算要求項目がたくさんあるけれど、キリがないのでこのへんで。

◆写真上:最大6mの横揺れで、生きた心地がしなかったはずの新宿西口高層ビル群。(西新宿)
◆写真中上:いままでの情報インフラづくりで、なにをしてきたんだろうか?(霞ヶ関)
◆写真中下:今回の大震災では、比較的揺れが少なかった旧山手の街並み。(三田)
◆写真下:同じく、揺れが少なかった夕暮れの旧山手。(津久戸町-神楽坂)


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ChinchikoPapa

グリフィンの『A Blowin' Session』は、いつも輸入盤のLPが市場にあって人気盤でした。コルトレーンが参加してるからでしょうね。nice!をありがとうございました。>xml_xslさん
by ChinchikoPapa (2011-10-25 12:32) 

ChinchikoPapa

物心ついたころ、日本で開催された「ツタンカーメン展」を観にいった記憶があります。すごい行列だったような・・・。nice!をありがとうございました。>nikiさん
by ChinchikoPapa (2011-10-25 12:35) 

ChinchikoPapa

八王子大空襲は、戦争末期の「予告空襲」のひとつとして有名ですが、8割もの市街地が焼けていたんですね。nice!をありがとうございました。>kurakichiさん
by ChinchikoPapa (2011-10-25 12:44) 

ChinchikoPapa

夕映えの中、富士山のシルエットが美しいですね。
nice!をありがとうございました。>kiyoさん
by ChinchikoPapa (2011-10-25 12:46) 

ChinchikoPapa

ほんとに過保護な、子ども(から大学生まで)が目立ちます。「大人」になる機会を逸しているのは、学校の勉強ばかりで親からも教師からも離れて、十分に「遊ぶ」機会が得られないからだと思っています。nice!をありがとうございました。>paceさん
by ChinchikoPapa (2011-10-25 12:52) 

SILENT

ICTのお粗末さ
何か時代遅れの恐竜をも感じますね
大きく古く成る程新しいモノへの投資が困難になるんですね。
何か国家とは何か、考えさせられます。

by SILENT (2011-10-25 13:05) 

ChinchikoPapa

SILENTさん、コメントとnice!をありがとうございます。
政府や官公庁の内部には、おそらく「これじゃダメだ、いったい何をやっているのか?」という、1970年代以降に生まれた連中がたくさんいるはずです。でも、彼らの声や危機感が意思決定層たる上部へまったく反映されていない、相変わらずのボトムアップ不在型官僚組織のままのようですね。
民間企業では、事業施策の意思決定機関としてのCEOグループとは別に、システム構築・運用管理の意思決定機関としてのCIOグループがあたりまえに存在していますが、システムには疎い最終意思決定者が、「電気が消えることなどありえないから、UPSだけで発電機はいらない」などというようなノンキな決定を下していたとすれば、戦慄すべきことだと思います。
きょうも、政府の情報漏えいがニュースになっていますが、これも詳しくインシデントをたどれば、そんなシステムについて不勉強な意思決定者による、わけのわからないシステムづくり・・・のような気がします。
by ChinchikoPapa (2011-10-25 16:05) 

ChinchikoPapa

70年代末から80年代にかけ、「産業予備軍のプール」という言葉がよく労働運動の中でつかわれていましたが、少なくとも「そのような意識はない」と否定していた経営側が、いまでは「そのとおりだ」と頷きかねない状況にまで悪化してますね。nice!をありがとうございました。>siroyagi2さん
by ChinchikoPapa (2011-10-25 16:11) 

kako

ChinchikoPapaさんの憤りが非常によく伝わってきたので、こちらにもお邪魔してしまいました。
実は、2か月程前、たまたま、三次補正予算要求をまとめる前の時期の、ICT系の政・民の「トップクラス」にいらっしゃる方の会話を耳にする機会がありました。彼らも、このお寒い(とんでもない?)現状はご承知ではあるようですが、では、なぜ日本の行政のシステムがPapaさんのご指摘のような状況なのか。
個々のケースにはそれぞれのお粗末な理由があるようですが、根本は、1つには、国家公務員上級試験にICTの専門職を採用するという発想が未だなく、官僚として出世するためにもICT担当というキャリアは不要なため、それを本気でやろうという人材が育ちにくいこと。もう1つには、システムを発注する際に、「入札」というICTには全く不向きな方法を採っているため、ハード、ミドル、ソフトにおいて、それそれ別の企業を採用してしまい、無理やり作ったものの、結果、全く動かないシステムができてしまうという、信じられないケースが現実に発生しているということ、そして、何より、一人一人の官僚がいかに優秀であっても、省庁のトップがコロコロ変わり、その方針もコロコロ変わる現状では、発注を受ける企業もまともなシステムを作りようがない…と、Papaさんのご指摘通りの事態のようですね。
また、政治側の言い分としては、医療情報の統合システムなど、共通ナンバー制につながることを進めようとすると、必ず「プライバシー問題」でマスコミに叩かれるなどのトラウマがあって、矢面に立ちたくないという心情もあるようです。
いずれにしても、震災でこれほどの被害と悲しみを経験したことが、生き残ったもののこれからに生かされなければ、我々は生き残った価値もないということになるかもしれないですね。
(あまり得意ではない分野のことなので、内容に間違いがあるかもしれませんが…。その場合は、ごめんなさい)
by kako (2011-10-25 22:04) 

hanamura

それどころか、ネットに攻撃?あの国に決まってるじゃん!テロだよ、どうします?


by hanamura (2011-10-25 22:54) 

ChinchikoPapa

kakoさん、コメントをありがとうございます。
いままでの政府系システムの運用管理は、クルマにたとえれば運転免許もなく車両のメカニズムについても疎い人間が、平気で路上を走り定期点検や車検の診断・決定まで自分でやっていた・・・という状況に近いのではないかと思います。だから、なんらかの事故や故障が起きると、なにをどうすればいいのかがさっぱりわからない、ないしは自分たちで理解できる範囲内のことしか手を打てない・・・という、貧弱な対応に終始しているように見えます。
もっとも、少し現政府の弁護をしておくなら、政府自民党時代に比べれば、はるかに政府システムについての対応スピードや対策立案が、速くなっているのは事実ですが・・・。
きのうあたりの新聞から、政府や官公庁みずから意思決定して構築しているはずの既存システムの時代遅れや不始末が、まるでなかったかのような口ぶりで、IaaSやSaaS(クラウドと一般的に称される仕組み)の活用を口にしはじめています。「システムづくりは民間に任せていたから、よくわからない」などという恥ずべき官僚の責任転嫁の言葉は、意思決定をつづけてきた政府の人間としてはありえない言質だと思いますね。
kakoさんが書かれているように、悪い意味での「マルチベンダー」環境によるシステム作りは、それぞれ相互稼働性の検証さえなされていない業務システムとミドルウェアの製品同士を、別々に競合入札させるという、政府側の根本的なICT知識の欠如にも表れていますね。入札により、少しでも安く構築しようとする単純な考えが、システムやソフト同士の親和性のなさから追加開発が激増し、予算をオーバーしてもまだ動かない、あるいは動いても計画していた想定性能が得られない・・・というシステムづくりは、官公庁のあちこちで耳にする事例です。
そもそも、システムを発注する段階から、その仕組みづくりプロジェクトに精通している人間が指揮をとらなければならないのに、そのような人間がどこにも存在していないことに早く気がついてほしいですね。
by ChinchikoPapa (2011-10-26 12:26) 

ChinchikoPapa

hanamuraさん、コメントとnice!をありがとうございます。
単に日本政府のサーバが攻撃されている・・・という単純な図式でしょうか? 衆議院の脆弱なサーバを「踏み台」(中継サーバ)にして、どこかほんとうの目標を攻撃している可能性が高いのは、「トロイの木馬」が運用管理権を奪取しているのをみても明らかです。
ひとつ前の中国のサーバ(サーバと報道されていますがネットに繋ぎっぱなしの個人PCかもしれません)のその先に、どのような経路が存在しているのかは、本気でたどればわかるはずです。いまや、PCの性能は少し前のサーバ並みになっていますので、きちんと防衛対策をしていない個人の脆弱なPCでさえ、狙われる時代になっています。
わたしの会社のサーバは、何年か前に今回の政府サーバに対するのと同じようなサイバーアタックを受けたことがあります。その時はメールを介してではなく、DoS攻撃を繰り返してI/Fにエラーを起こさせて侵入しようとするものでしたが、攻撃元をたどると東京の某国立大学の研究室からでした。もちろん、この某大学がうちのサーバの管理権限を奪おうと攻撃しているわけではなく、その大学のサーバに「トロイの木馬」が仕掛けられていたんですね。さらに経路をたどっていくと、その前が大阪の某企業、その前が当時は脆弱なサーバが多かったロシアの企業、その前がデンマークの企業で、その先はおそらくフランスからだと思うのですが、そこまでしか攻撃者の経路はたどれませんでした。
つまり、うちのサーバも含めてすべての攻撃は「踏み台」サーバづくりにあったわけで、はるばるヨーロッパから、おそらくまったく知られていないうちの会社を攻撃しているわけではないのです。ww 脆弱なサーバをあちこち探し歩いて「踏み台」化し、最終の攻撃目標はほかにあったんでしょうね。SEは、当然ひとつ前のサーバへ「おたくのサーバが踏み台にされてるよ」という情報を伝えますから、先方の管理者は改めてサーバの解析を行ない、「トロイの木馬」を排除します。
いま中国に大量構築されているサーバやPCのシステムは、一時期のロシアと同様にかなり脆弱なマシンが多いですので、世界中のアタッカーから狙われやすい状況になっています。まだ発覚していない「踏み台」マシンが、おそらく大量に存在するんじゃないかと思いますね。
うちの会社を攻撃したのが、セキュリティ意識の低いひとつ前の東京某国立大学だった・・・というような単純な図式ではないように、今回の政府サーバの乗っ取りも、アタッカーの発信元マシンの痕跡や経路を消すために、中間に数十台の「踏み台」マシンが介在している・・・と捉えた方が、危機管理の意識としては自然だと思います。
by ChinchikoPapa (2011-10-26 12:54) 

ChinchikoPapa

『栗の里の愉快な女房』の未発表3作品、楽しみにしています。
nice!をありがとうございました。>アヨアン・イゴカーさん
by ChinchikoPapa (2011-10-26 13:08) 

ChinchikoPapa

オール・ブラックスとフランスとの試合、もっと点差が開くかと思いましたらフランスは頑張りましたねえ。nice!をありがとうございました。>NO14Ruggermanさん
by ChinchikoPapa (2011-10-26 13:27) 

ChinchikoPapa

またしても霧が深くて、景色が見えず残念でした。でも、霧の中へ消えていく道の写真は、とても風情があっていいですね。nice!をありがとうございました。>dendenmushiさん
by ChinchikoPapa (2011-10-26 13:29) 

ChinchikoPapa

メルシャン軽井沢美術館のクローズ、とても残念ですね。メルシャンワインは、下落合にあった大黒葡萄酒(甲斐産商店)の遺伝子をもつメーカーですので、よけいに残念です。nice!をありがとうございました。>ryo1216さん
by ChinchikoPapa (2011-10-26 13:34) 

ChinchikoPapa

ご訪問とnice!を、ありがとうございました。>mwainfoさん
by ChinchikoPapa (2011-10-26 13:38) 

ChinchikoPapa

そういえば、井の頭公園には動物園があるんでしたね。子どものころ以来、出かけてないです。nice!をありがとうございました。>江藤漢斉さん
by ChinchikoPapa (2011-10-26 13:42) 

kako

またまた、Papaさんの広範な知識と意識に驚愕です。
さらに、「踏み台」サーバの話など、大変面白く(と言っては、いけませんが)、フィクションの題材にもなるかな? と思いつつ、拝読いたしました。
というか、こういう話って、フィクション作品にしてしまったほうが、一般の人には認知されやすいのではないかと思うのです。(ここでいう一般人には、ICTに疎い政府内の方も含まれるかもしれませんが。いやはや…)
冷戦時代は、小説や映画などにも、虚実入り混じったスパイものなどが多く、ほとんどは「虚」だとしても、中には、あるいは根本には「実」があったのではないかと思います。小学生のころ、テレビドラマの『キイハンター』に熱中したものでしたが(あれはもちろん、虚・虚・虚だったのでしょうか。子供だったので、詳細は全く記憶にないのですが)、最近の日本では、国際間の問題を取り上げた面白いフィクションがあまりなく、それは、人々の関心が内向きなことの反映でもあるのでしょうか。
機会がありましたら、ChinchikoPapaさんの多国間サイバー戦争などについてのお考え(あるいは、想像力)について、お聞かせいただけたら…、などと思っております。
by kako (2011-10-26 16:55) 

ChinchikoPapa

kakoさん、重ねてコメントをありがとうございます。
ホールができるきっかけは、単純にAcrobatの定期セキュリティパッチをちゃんと充てていなかったことによる、PC端末からの感染のようですね。そこからサーバへワームが仕組まれ、管理権限を乗っ取ったうえで外部から侵入してID/Passなどの情報収集をしていたようです。このサーバを「踏み台」にして、ネットワーク先の別のサーバへ侵入している可能性もきわめて高そうですね。
先に書きましたDoS攻撃などよりも、かなり原始的な方法ですが、これでまたひとつ政府のクライアントPCではちゃんとパッチが適応されず、不用意かつ無防備にアプリケーションが運用されている・・・という、ほとんど初歩的な管理不行届きの欠陥が明らかになってしまいました。政府システムのポリシー管理が、きわめて「甘い」ということが露呈したことになります。
だからこそ、管理権限の乗っ取りと「踏み台」化が容易だとみた世界中のアタッカーが、あちこちから日本政府のサーバに狙いを定めて寄ってきている・・・という可能性も否定できないですね。はっきり言ってしまえば、日本の政府システムはほんの初歩的なレベルの運用管理ミスにより、世界中に恥っつぁらしをしている・・・ということになります。
「攻撃」といっても、攻撃者が手作業で脆弱そうなサーバをひとつひとつ探しているわけでなく、検索エンジンのボットがネットワークを徘徊して情報を超高速で集めているのと同様に、すべてが高速自動プログラムの世界です。特に、先のうちの会社の攻撃例などがそうですが、1分間に数百回のポート攻撃を繰り返して、エラーを起こして侵入口が開くのを待ち構えているわけですが、侵入を待ち構えているのも自動プログラムなのですね。
また、今回は突破口にメールが使われましたけれど、その文面が日本語で実際に存在しているリアルな部署名が使われているところをみますと、攻撃元との間に介在している「踏み台」サーバを何十台かたどりにたどったら、再び日本国内にあるサーバへもどってきた・・・なんて、笑えないケースもありそうな気がします。
ただし、サーバが「踏み台」化されていることが発覚すると同時に、途中に介在していたどこかの国の「踏み台」サーバのいくつかを破壊して、経路の痕跡を消してしまうでしょうから、現実的には最終的に攻撃元のマシンへたどりつく可能性は低いかもしれませんね。
by ChinchikoPapa (2011-10-26 23:36) 

ChinchikoPapa

わたしのサイトも、先々週あたりからアクセス数がふだんに比べて少なかったですね。公表されていませんが、クラスターシステムのサーバのいずれかが落ちてアクセスが待機系サーバに集中し、トラフィック負荷でブログにつながりにくくなっていたのか、あるいはカウンタープログラムに不具合があったものか、詳細はわからないですね。nice!をありがとうございました。>fumikoさん
by ChinchikoPapa (2011-10-27 14:15) 

ChinchikoPapa

写真を拝見したら、昔の文化祭とか体育祭の看板づくりを思い出してしまいました。nice!をありがとうございました。>イデケンさん(今造ROWINGTEAMさん)
by ChinchikoPapa (2011-10-27 14:19) 

ChinchikoPapa

確かに、「次の億万長者は、あなたかも!?」という吹き出しにはそそられますね。w nice!をありがとうございました。>あんぱんち〜さん
by ChinchikoPapa (2011-10-27 15:17) 

ChinchikoPapa

「団地の役員会」と「はやぶさのイオンエンジン」とが同レベルで大事・・・というのは、とてもいい感覚ですね。w nice!をありがとうございました。>マチャさん
by ChinchikoPapa (2011-10-27 16:39) 

kako

再び日本国内にあるサーバへもどってきた・・・
それ、すごいですね。もし、そんなことがあったとしたら、どんな人(組織?)が、何の目的でやっているのか、たいへん不謹慎ではありますが、ちょっと、ドキドキしてしまいます。
現実の犯罪を楽しんではいけませんが、これも、一種の脇道、迷い道のようで…。
by kako (2011-10-27 20:44) 

ChinchikoPapa

kakoさん、コメントをありがとうございます。
もし、日本政府のサーバを踏み台として、次にアタックを受けている企業が欧米にあったとしたら、また、もし少なからぬ損害を攻撃相手の企業に与えたとしたら、日本政府は怠慢なシステム管理の過失を理由に、少なからぬ損害賠償を請求される怖れさえあります。
自社のサーバが攻撃を受けて損害を受けたら、ひとつ前の踏み台となった管理怠惰なサーバを所有する怠慢企業または団体が、訴えられるケースが増えています。ひとつ前の踏み台が、たとえ個人のPCであっても、損害賠償はもはやまぬがれない時代・・・ということなのでしょうね。日本国内では、企業の信用問題からか攻撃を受けても公表されず、内々で処理するケースが多いようで、訴訟沙汰はあまり聞きませんが・・・。
by ChinchikoPapa (2011-10-27 23:20) 

ChinchikoPapa

その昔、子どものころ「水のゆくえ」という絵本を読んだ記憶があります。水道から流れ落ちた水が、どうやって海まで旅するのか、そしてどうやってまた水道の水にもどってくるのか・・・という内容だったと思うのですが、そのせいか水道からの点滴に孤独感を感じないで済んでいるのかもしれません。nice!をありがとうございました。>ぼんぼちぼちぼちさん
by ChinchikoPapa (2011-10-27 23:25) 

kako

「踏み台」とされた者が訴えられる…。ということは、何の悪意もなくても、無知であることが犯罪とみなされるということなのでしょうか?
by kako (2011-10-27 23:39) 

ChinchikoPapa

kakoさん、チャットみたいで楽しいです。w
欧米では、そのような管理過失という概念が前面に出てくるようですね。踏み台にされてた加害側の企業は、その前に踏み台にされる攻撃をうけた企業なり団体へ、今度は被害側の立場で同額の損害賠償を請求すればいいじゃないか・・・という「論理」です。
でも、攻撃をしてきたサーバを所有する企業や団体が、国境をまたいでいることもなんら珍しくありませんので、どこかの企業が泣き寝入り・・・になりそうな「論理」ですね。
また、さすがに個人PCまでが損害賠償の訴えを起こされ、実際に支払い命令が出たというようなケースは、いまだ聞いたことないですが、わたしが知らないだけなのかもしれません。

by ChinchikoPapa (2011-10-27 23:54) 

kako

ネットで調べ物などしつつ、Papaさんのブログをのぞかせていただいているので、しつこくてゴメンナサイ。いろいろ考える参考にさせていただいております。直接引用、使用させていただきたい場合は、もちろんご連絡させていただきます。引き続き、興味深い話題やご意見を、楽しみにしています。
世界は、ギリシャもタイもオリンパスも騒然としていますが、「東京の新宿区の下落合が好き」(この通りのセリフではなかったと思いますが)と夏子が言っていた下落合からは、Papaさんがexcellentな(私がPapaさんのブログを知ったYouTubeサイトで紹介されていた方は、こう表現されていました)ブログを発信していらっしゃるのだな…、と思いつつ、「世界と個」というようなことも思いめぐらしたりしています。
by kako (2011-10-28 01:10) 

ChinchikoPapa

kakoさん、コメントをありがとうございます。
わたしはシステムの技術者ではありませんが、わかる範囲でならお答えできると思いますので、なにかお知りになりたいことがありましたら、コメントでもメールでもご遠慮なくお問い合わせください。w
この次の記事は、『さよなら・今日は』です。^^ 予告編もありますのでお楽しみに。
ついでに、きのうの「衆院サーバ等ウィルス感染防止対策本部」の発表に、また「??」となってしまいましたので、ちょっと追加です。日経によれば、「新聞報道で初めて、高度なサイバー攻撃の可能性があると認識を改めた」と記者会見で発言している政府の方がいるようなのですが、新聞に書かれているので攻撃を知った・・・というのは管理能力がゼロだということを吐露しているので論外としても、非常に初歩的な低レベルの攻撃を「高度なサイバー攻撃」と言っている点にも、あまりに貧弱な管理体制が透けて見えます。
アプリケーションに、きちんと定期的なパッチを適用していれば、ファイルを開こうとしたとき「警告」のポップアップとともにワーム仕込みのファイルは開けなかったはずで、技術者に言わせれば「レベルの低いサイバー攻撃」にまんまとやられてしまった・・・ということだと思います。
ただし、ホールパッチが作成される以前の「ゼロデイ攻撃」(パッチが用意される前のホール攻撃)だったとすれば、今度はメールをやり取りする際のフィルタリングの「甘さ」が指摘されてくるのでしょうが・・・。いずれにしましても、ちょっと情けなくピント外れな「対策本部」の発表でした。
ちなみに、政府は「ウィルス」などと言っていますが、仕込まれたトロイの木馬型プログラムは「ワーム」の誤りです。
by ChinchikoPapa (2011-10-28 13:47) 

ChinchikoPapa

こちらにも、nice!をありがとうございました。>うたぞーさん
by ChinchikoPapa (2011-10-28 17:52) 

sig

こんばんは。
この問題は政府の対応の甘さというのではなく、「無知」ですね。根底には為政者たちが自分の身分も将来も盤石だと思っているおごりから来るものでしょう。国民のことなど念頭になく、危機感など思いつきもしないからでしょう。この記事、難しいのですが、kakoさんとのやりとりまで、全部読ませていただき、とても参考になりました。
by sig (2011-10-28 18:55) 

kako

ChinchikoPapaさん、ご親切なお申し出をありがとうございます。本当に、具体的に質問させていただきたいことが出てくると思うので、その時は、どうぞよろしくお願いいたします。
実は今日、あまりに気持ちの良いお天気だったので、仕事をさぼって、一日東京散歩をしまして、最終目的地は新宿紀伊国屋書店のつもりだったのですが、ふと思い立ち、Papaさんの愛する下落合まで足を延ばしてみました。目的地は、もちろん、幻の「鉄の馬」だったのですが、地図も持たず、Papaさんが書いていらした地名や坂の名前も思い出せず、ただ「確か、富士短大の時計塔が見える坂の上…」という曖昧な記憶だけで、誰にも道を尋ねることもなく、歩いてみました。そして…。
発見しましたよ。遠く新宿の高層ビル群が見えるポイントや、夏子たちが歩いただろう坂道を。思いのほか、急な坂なのにびっくりしました。
そして、帰りの西武線の中、高田馬場の手前の大きなカーブで窓から外を流れる景色を見ながら、「……」となりました。私の記憶の中にあった、「あのカーブを曲がる感覚」と、どこか違うのです。もちろん、何十年も前の子供のころとは景色が変わっているのは当然なのですが、それよりも、何か感覚的に違う…、と。
そして、すぐに気づきました。私は、ドアの横に立って、車窓の景色を見ていました。当然、子供のころとは、目の高さも、電車の揺れや傾きに対応する体の大きさも違うのです。
子供のころ、私は体が弱く、小学生の高学年のころには原因不明の病気も抱えていて、月に1度、母に連れられて、そのころ住んでいた東伏見から新大久保にあった国立第一病院まで通っていました。病院に行く日は、もちろん、それほど体調の悪くない日を選んでいたので、学校を休んで母と一緒に出掛け、帰りには新宿の伊勢丹でお子様ランチを食べさせてもらえるのが結構、楽しみでした。私の記憶にあったのは、そのころ見た「西武線が都会の山手線に沿ってゆく」景色でした。
私が今日、探していたのは、「鉄の馬」の幻でも、夏子たちが歩いた坂道でもなく、あの頃…、変わってゆく世界に戸惑い迷いながらも、まだ、未来に少しの希望を持てていた70年代という時代と、その頃の自分だったのかもしれません。
まだ、PCも携帯電話も家庭用ビデオもない時代でした。こうしてネットを通じていろいろな方と語り合えたり、またそれが犯罪やテロにつながる道具とされる時代がくるとは、おそらく誰も想像すらしていない…。
はるか昔のことのようにも思えますが、ほんの、ついこの間のようにも思えます。
長々と私事を書き連ねてしまい、申し訳ありません。『さとなら、今日は』の記事、楽しみにしています。
by kako (2011-10-28 21:01) 

ChinchikoPapa

sigさん、コメントとnice!をありがとうございます。
まったくおっしゃる通りですね。再びクルマにたとえますと、自動車学校へ行ったことがなく無免許のドライバーが、交通ルールも標識も、危険信号もまったく知ろうとせずに平然と高速道路を運転している・・・ということになるのでしょうか。
すみません、ちょっと腹立ちまぎれに、あまり噛み砕いた表現にするのをすっかりサボッて、わかりにくい用語をそのまま書きとばしてしまっています。ご容赦ください。
by ChinchikoPapa (2011-10-28 23:38) 

ChinchikoPapa

kakoさん、コメントをありがとうございます。
はい、いつでもお問い合わせください・・・といいましても、わたしにわかることならいいのですが、難しいご質問の場合は、「わかりません!」と書きますので、そのときはご容赦ください。^^;
きょうは、下落合にみえたのですね。w わたしは、仕事で東京をあちこち打ち合わせでフラフラしていました。「鉄の馬」といいますか、吉良邸のアトリエと「桜の洋館」は、落合第四小学校のあたりに建っていたことになります。ドラマの最初に登場する坂道は、戦前まで相馬邸が建っていた、現在はおとめ山公園となっている敷地の西側に通う「相馬坂」でした。番宣用のスチールも、相馬坂を下る3姉妹の写真ですね。
わたしも、東京の下町や子供時代をすごした湘南を歩きますと、街に関わるすべての感覚がまったくちがうことに気づきます。書かれているように、当時と比べ自分の背丈や歩幅がまるでちがっているからなのですが、妙に小さくまとまって見えてしまう風景に、少なからずガッカリし寂しくなってしまうこともありますね。
ただ、そういう昔の風景が脳裏に浮かぶ場所、当時の感覚が甦りそうな街角を歩くのは、単にノスタルジックな気分に浸りたいからではなく、なにか昔の感覚を思い出して“元気”をもらおうとしている自分に気づくことがあります。それは、単にいまが疲れているからという理由からではなくて、昔の新鮮でニュートラルな感覚を思い出し、どこかで自身の内部の精神的なバランスを回復させている・・・というような想いでしょうか。
うまく表現ができませんけれど、たまに「ゼロ地点」に一度立ち返って、あらためて現在の自分を観察・検証してみたくなるのかもしれません。
by ChinchikoPapa (2011-10-28 23:56) 

ChinchikoPapa

こちらにも、nice!をありがとうございました。>sonicさん
by ChinchikoPapa (2011-10-29 00:08) 

kako

Papaさん、素敵なコメントをありがとうございます。
子供のころ、将来に特に大きな夢をもっていたわけではありませんが、今よりはいろいろなことが出来たり、わかったりして、生きやすくなるものだろうと期待していたように思います。でも、実際は年を重ねれば重ねるほど、自分の無力を思い知らされるばかりです。
それでも、どこかで、また新しい「今日は」にめぐりあえることを期待して、「オトナ」をやり続けているのかもしれません。
ところで、先日の「小さな巫女さん」の写真もそう思ったのですが、この記事の写真の付け方(キャプションも)も、Papaさんの記事づくりは、どこか抒情的で、心に響きますね。
by kako (2011-10-30 14:13) 

ChinchikoPapa

kakoさん、非常に過分なコメントをありがとうございます。
このサイトは、美術や文学にしましても、あるいはたまに取り上げる音楽にしましても、周囲からは非常に叙事的な記述で芸術に対する思い入れや想像的な含みや“ふくらみ”的な表現が少ない・・・と言われることが多いのです。w
もっとも、地方や地域の「歴史」一般を人文科学的、ないしはテーマにより社会科学的に取り上げているつもりはなく、「人」とその「物語」にこだわって表現しているつもりですので、ロジックだけでは生きられない人間の感情的ないしは抒情的な側面を多分に含めてご紹介している・・・と、本人(わたし)は勝手に思っているのですが、新聞記者のように見られている方もおられるようで・・・。(爆!)
若いときに「自分は無力だ」と感じていた想いが、実は非常に重要な感覚だったのがわかりますね。「自分には力がある」と思った瞬間、新たなことを学んだり新しい分野に挑戦したりする意志が、少しずつ弱まっていくように思えます。
by ChinchikoPapa (2011-10-30 15:00) 

ChinchikoPapa

こちらにも、nice!をありがとうございました。>sugoimonoさん
by ChinchikoPapa (2011-10-31 20:19) 

ChinchikoPapa

少し前の記事にまで、nice!をありがとうございました。>alba0101さん
by ChinchikoPapa (2011-12-11 20:35) 

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