SSブログ

三・一五事件に猛反発する石橋湛山。 [気になる下落合]

石橋湛山邸1.JPG
 第二文化村Click!の下落合4丁目1712番地に住み、戦後、短期間だが病体を押して首相をつとめている石橋湛山Click!は、1928年(昭和3)3月に共産党系の活動家をはじめ、政府の政策に異議を唱える言論人や芸術家などがいっせいに逮捕された三・一五事件Click!へ、猛烈に反発する社説を東洋経済新報に書いている。
 彼の論旨(思想)は明快であり、資本主義革命で成立した経済基盤の上部構造を構成する政治思想(民主主義・自由主義思想)においては、思想や結社の自由を担保するのは基本中の基本であり、そこで提起される矛盾や課題をできるだけ解消・解決することによって社会は健全かつ着実に進歩・進化していくのであるから、それに反する政策はひいては社会基盤そのものを否定・破壊することにつながり、現代社会に真っ向から挑戦する愚挙だと断じた。石橋湛山は、思想や言論を弾圧することが、社会の進歩や進化を停滞・停止させることであり、「自分で自分の首を絞める」自殺行為であるのを、資本主義革命思想とそれにともなう階級観をベースとして弁証法的にとらえ理解していたのだ。
 もちろん、彼の頭の中には中国の山東出兵に象徴的な、田中義一内閣の言論弾圧と軍国主義への道をひたすら歩む、いずれ「亡国」状況を招きかねない愚挙も強く意識されていただろう。換言すれば、三・一五事件は中国侵略への批判をかわそうとする世論操作や言論統制の一環と、彼の政治的視界にはとらえていたかもしれない。
 なぜなら、三・一五事件は「共産党弾圧事件」として語られることが多いが、同事件の検挙者1,600人のうち共産党員の占める割合は3分の1から4分の1にすぎず、残りの人々はそのシンパないしは田中内閣の山東出兵に反対を唱えていた人物たちだったからだ。
 1928年(昭和3)4月28日に発行された、東洋経済新報の社説から引用してみよう。
  
 古来新思想の勃興を権力をもって圧迫してこれを滅し得た例は絶えてない。/これはいやしくも歴史をひもとく者の等しく認めねばならぬ昭乎たる事実だ。あえてブルノー(・ワルター)や、ガリレオの古に返るに及ばない。手近い所が、明治維新を導いた思想の流れはどうであったか。当時の支配者徳川幕府にとってこれほどの危険思想はなく、どうにかしてこれを亡ぼしたいと随分久しくかつ激烈な圧迫を加えた。中にも安政戊午の大獄のごとき罪に坐する者百名を越え、梅沢源次郎、頼三樹三郎のごとき新進学徒が片端から死に処せられた。が思想はついに権力をもっていかんともすることはできず、明治維新の革命は成し遂げられた。/歴史を静観すると、何が今日において愚なる事かというて、勃興せんとするある思想を権力をもって抑圧し撲滅せんとするほど愚極まった事はない。それは第一に出来ない事である。(カッコ内引用者註)
  
 「ブルノー」は、のちにナチスが政権を握ると米国に亡命せざるをえなくなった、ユダヤ系ドイツ人のウィーンpo指揮者・ブルーノ・ワルターClick!のことだ。
 石橋湛山は、明治維新を「革命」としているが、天皇親政・鎖国回帰を唱える「尊王攘夷」のアナクロニスト(時代錯誤者)たちが起こした動乱(政治体制の進歩をめざした変革ではなく政治的後退をめざした復古思想)であり、倒幕ののちに成立した薩長政府が、結果論的なご都合主義で「攘夷」思想から180度の方向転換して欧米諸国との開国交流を推進し、下からの自由民権運動に突きあげられて議会制を採用することで「資本主義革命」と「近代化」をあと追いで装っている……というような、今日的な史的解釈はいまだなされてはいない。
石橋湛山1.jpg 田中義一.jpg
三・一五事件裁判所起訴連行.jpg
東京朝日新聞19280411.jpg
 それはともかく、特高警察Click!の三・一五事件に関する報道規制へメディアがやすやすと従い、各紙とも内務省と特高におもねるような記事を掲載する中で、特高の弾圧は「愚極まった」ことと断罪する同紙主幹・石橋湛山の社説はまったく異質な存在として、今日まで語り継がれている。また、日中戦争がはじまると東洋経済新報の論説欄を、反戦をとなえる論客に匿名で提供し、侵略戦争に反対する論旨を繰り返し展開した。これにより、以降、石橋湛山は特高から常に目をつけられ、配給制が導入されると内務省はさっそく東洋経済新報社への用紙やインクの配給妨害を繰り返している。
 この現象は、決して時代遅れな昔話ではない。つい先年、前政権でも免許取り消しを口にしてTV局を脅迫した愚劣な政治家がいたし、NHKでは政府の意向を代弁した経営委員が、放送法で保障された「番組表現の自由」など存在しないかのように、同局のドキュメンタリー番組へあからさまな圧力干渉を行なっている。海外では、香港やミャンマーの徹底した言論弾圧や、多様な思想の圧殺が記憶に新しい。また、政府に情報公開を迫れば、スミ塗りだらけの資料を提示するなども、言論統制に直結する事例だろう。
 政治や社会の矛盾解消あるいは課題解決へのヒントを内包する、現状でのメジャーな思想とは異なる思想や言論を圧殺することは、封建主義にせよ資本主義、社会主義、共産主義にせよ、それがいかなる体制であろうが社会の進歩やアップデイト→リニューアルを阻み、発展を大きく遅らせて停滞させ、ときに国家を自ら滅ぼしかねないことを、石橋湛山は古今東西の豊富な政治経済史に学んで知悉していた。
 もしヨーロッパ諸国が、社会主義や共産主義の思想を徹底して排除・圧殺していたら、当然ながら資本主義の延命をはかる英国のケインズ『一般理論』Click!(近代経済学=修正資本主義)も、国家がつかさどる数々の社会福祉政策Click!や福祉組織の発想も、また今日の国連が唱えるSDGs(持続可能な開発目標)の視座も生まれなかっただろう。
 三・一五事件について、石橋湛山の社説からつづけて引用してみよう。
  
 第二にそれはいたずらに無益の争乱を起こすものである。/再び明治維新前の我が国の状態を顧みるに、もしも当時の幕府および反幕府派の人々が、もう少し聡明であったなら、あんな馬鹿馬鹿しい動乱は起こさずとも、明治維新は出来たであろう。いや、もっと立派な、手際いい維新が成し遂げられたであろう。幕府側もあの争乱のためには、受けでもよい余計な大きい打撃を蒙った。反幕府派も、あの争乱のためには、流さでも好い余計な分量の血を流した。/記者のここに強く主張せんと欲するのは、ただ次の一点だ。世人はどういうわけか、共産主義と聞きさえすれば、その正体の何ものかもしらずして、頭から国家を覆滅する危険思想なりと断定する。そして、いたずらにその研究討議をさえも抑圧するが、これはかえって危険なことだと。
  
纐纈厚「戦争と弾圧」2020.jpg 戦旗192812.jpg
石橋湛山2.jpg 与謝野晶子.jpg
 石橋湛山が「危険なことだと」危惧したとおり、この社説からわずか17年後の1945年(昭和20)、大日本帝国は戦争の果てに破産して滅ぶことになる。
 戦後すぐのころ、東久邇宮内閣の内相だった山崎巌は、米軍(CIC?)のインタビューに「天皇制廃止を主張するものはすべて共産主義者と考え、治安維持法によって逮捕される」(朝日新聞1945年10月5日)と答えている。今日の中学生レベルの知識があれば誰でも知っている、資本主義革命を担った政治思想(民主主義など)の最優先課題が「王政打倒・封建制打倒」なのさえ知らないお粗末な人物が内相をつとめていたのに呆れるが、この発言が発端で東久邇宮内閣は総辞職に追いこまれている。山崎の「思想」によれば、王政を打倒して、あるいは市民が王政を追いつめ譲歩させて資本主義ベースの議会制民主主義を勝ちとり、共和制へと移行したヨーロッパ諸国はすべて「共産主義」国になるのだろう。
 東洋経済新報社は、今日の日本経済新聞社と同様に「経済」が中心の誌面づくりをしているが、政治に関しては石橋を中心に資本主義を支える基盤思想である、民主主義や自由主義の視座からおよそ後退しなかったことは、現在のメディアが「記者クラブ」制度や「自主規制」などで、自ら表現・報道の自由を狭め、なかば放棄しているような自滅行為を見聞きするにつけて、今日もっと評価されてもいいような気がする。
 もうひとり、三・一五事件の弾圧を痛烈に批判した人物がいる。横浜貿易新報(のちの神奈川新聞)に社会評論を連載していた歌人・与謝野晶子Click!だ。1928年(昭和3)4月29日の同紙に掲載された、与謝野晶子「国難と政争」から、その一部を引用してみよう。
  
 総選挙の結果を見て、俄に此事(三・一五事件)が現内閣に由つて計画されたやうに想はれる。わざわざ罪人を作るために検挙の範囲が拡大されたのでは無いか。(中略) 鈴木(喜三郎)内相は思想取締りの最上の施政として、まあ此上に警察政治を増大し、特高課のスパイを全国に張るため、三百萬の追加予算を要求する相である。思想が警察権で左右されるものなら、学者も芸術家も社会改良家も要らない、まことに結構な国柄と云ふべきである。(カッコ内引用者註)
  
 「総選挙」と書いているのは、同年2月20日に行われた第16回衆議院議員総選挙のことで、別名「第1回普通選挙」とも呼ばれている。この選挙で、労働農民党をはじめ、日本労農党、社会民衆党、日本農民党など「無産政党」から8名もの当選者を出したことが、政府当局に大きな衝撃を与えたことは想像にかたくない。
 彼女がいう「まことに結構な国柄」の大日本帝国は、まったく結構ではない軍国主義を招来し、膨大な犠牲者をともないながら無謀な戦争の果て1945年(昭和20)に自滅した。
横浜貿易新報19280411.jpg
石橋湛山邸2.JPG
東京都全住宅案内帳(住宅協会)1960.jpg
 論理で説き伏せられない思想や世界観、言論で説得できない理論とそれを体現する人物は、徹底した暴力で圧殺し排除する。それが、特高警察を生みだした大日本帝国に通底する文字どおり「亡国」思想であり、現代の中国やミャンマー軍政を貫徹する政治的な意志だ。「反面教師(反面教員)」とは、中国の文化大革命Click!で登場した毛沢東の造語だが、まさに反面教師にしたい出来事が、このところ国内外で立てつづけに起きている。

◆写真上:下落合の第二文化村にある、石橋湛山邸の玄関とファサード。
◆写真中上上左は、東洋経済新報の主幹時代に撮影された石橋湛山。上右は、山東出兵を強行した陸軍出身の田中義一。は、三・一五事件で裁判所へ起訴連行される検挙者たち、は、特高の発表をそのまま掲載した1928年(昭和3)4月11日の東京朝日新聞夕刊。
◆写真中下上左は、三・一五事件の当時は警視庁特高課長だった纐纈彌三の、めずらしく弾圧した側からの軌跡をたどった纐纈厚『戦争と弾圧』(新日本出版社/2020年)。上右は、1928年(昭和3)発行の「戦旗」12月号に掲載された三・一五事件を描く小林多喜二『一九二八年三月十五日(原題:一九二八・三・十五)』。下左は、戦後は首相になった石橋湛山。下右は、横浜貿易新報で三・一五事件を痛烈に批判した与謝野晶子。
◆写真下は、三・一五事件を報じる1928年(昭和3)4月11日の横浜貿易新報。は、下落合4丁目1712番地(現・中落合4丁目)にある石橋湛山邸。は、1960年(昭和35)に住宅協会が作成した「東京都全住宅案内帳」にみる目白文化村の石橋湛山邸。

読んだ!(25)  コメント(32) 
共通テーマ:地域

読んだ! 25

コメント 32

kazg

石橋湛山、与謝野晶子、暗黒時代における気骨ある発言。光明を見る思いがします。ただ、それを踏みにじり蹴散らして突き進む強権政治と、それにおもねる文化・言論状況の大勢・・・過去の話ではまったくありませんね。
>論理で説き伏せられない思想や世界観、言論で説得できない理論とそれを体現する人物は、徹底した暴力で圧殺し排除する。それが、特高警察を生みだした大日本帝国に通底する文字どおり「亡国」思想であり、現代の中国やミャンマー軍政を貫徹する政治的な意志だ。
まったく同感です。

by kazg (2021-08-13 09:36) 

ChinchikoPapa

『Private City』の静寂感は、どこか70年代後半のW.ショーター+J.ザビヌルのデュオを思い出させます。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>xml_xslさん
by ChinchikoPapa (2021-08-13 14:30) 

ChinchikoPapa

「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>@ミックさん
by ChinchikoPapa (2021-08-13 14:31) 

ChinchikoPapa

「読んだ!」ボタンをありがとうございます。>鉄腕原子さん
by ChinchikoPapa (2021-08-13 14:31) 

ChinchikoPapa

東日本では、秋田県を中心に200箇所ほど縄文期のストーンヘンジが確認されていますけれど、東京にも葛飾区立石にその地名のとおり立石(メンヒル)が残されており、ストーンヘンジの残滓ではないかといわれています。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>tomi_tomiさん
by ChinchikoPapa (2021-08-13 14:44) 

ChinchikoPapa

タバコは耳が痛いですが、さすがにコロナ禍と値上げで本数を減らして、4日に1箱ぐらいのペースになりました。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>kiyokiyoさん
by ChinchikoPapa (2021-08-13 14:48) 

ChinchikoPapa

鎌倉の山を歩くと、あちこちに凝灰岩の石切り場跡がありますね。確か釈迦堂ヶ谷切通しの近くにある鎌倉期の石切り場は、先年遺跡に指定されたと聞きました。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>tarouさん
by ChinchikoPapa (2021-08-13 14:51) 

ChinchikoPapa

青い鳥が描かれた、樹木のパースペクティブは見事ですね。静謐で澄んだ、吸い込まれそうな空気感です。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>ryo1216さん
by ChinchikoPapa (2021-08-13 14:55) 

ChinchikoPapa

「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>じーバトさん
by ChinchikoPapa (2021-08-13 14:56) 

ChinchikoPapa

kazgさん、コメントと「読んだ!」ボタンをありがとうございます。
最近、なんだかネットでの「いいたい放題」が、マスコミの尻をたたいているような気もしてきます。弊害は多々あるものの、戦前のような容易に「黙らせることができない」というのは、あくまでもネットを言論・表現の自由の利器として使えばという条件つきですが、はるかにマシな情況ということでしょうか。
近々、内務省の組織として成果を上げつづけるために、「自由主義者を逮捕する特高」というテーマで書きたいと思っています。
by ChinchikoPapa (2021-08-13 15:08) 

skekhtehuacso

共産主義という言葉ほど、いいかげんな意味づけで用いられている言葉はないように思います。

いわゆる保守層からは共産主義は天皇制や民主主義を否定する悪の思想として概括的に用いられ、中国の支配層は自分たちがやっていることはマルクスが考えた共産主義とは完全に乖離しているにもかかわらず自らを正当化する言葉として使われていますね。

こうなってくると、なんかマルクスが可哀想に思いますよ。
わが国にも共産党を名乗る政党がありますが、あれこそ共産主義のよい側面をもっとアピールしなければいけないのに、最近ではそれよりも野合にご熱心ですし。
by skekhtehuacso (2021-08-13 21:46) 

ChinchikoPapa

わたし、ゴーヤがダメなのですね。冷蔵庫の野菜室でゴーヤを見つけると、「なんでこんなものが!」と腹が立ってきます。w 「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>hirometaiさん
by ChinchikoPapa (2021-08-13 22:40) 

ChinchikoPapa

ブドウの品種も、フランス→チリ→米国と国際的ですね。遺伝子レベルで、それぞれの土壌から吸収された情報が、ワインの風味へどのように影響しているのか、ちょっと面白そうです。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>fumikoさん
by ChinchikoPapa (2021-08-13 22:51) 

ChinchikoPapa

はい、原宿ではよくヒッピー風のアクセサリー露店が数多く出ていました。まだまだ住宅街が主体で、文句をいう店舗や警察がうるさくなかった時代でした。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>ぼんぼちぼちぼちさん
by ChinchikoPapa (2021-08-13 22:55) 

ChinchikoPapa

わたしも、焼き肉丼には目がないのです。家でときどき、独自のタレを作っては食べています。ところで、この記事へのボタン押しは大丈夫でしょうか。香港の問題などに触れていますので、心配になってしまいます。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>大善士さん
by ChinchikoPapa (2021-08-13 23:00) 

ChinchikoPapa

上の子のオフィスの隣席の社員が陽性になり、家では上の子が「3階隔離」になっています。いちおう、いまのところ検査では陰性ですが、身近に忍び寄るウィルスをひしひしと感じます。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>NO14Ruggermanさん
by ChinchikoPapa (2021-08-13 23:03) 

ChinchikoPapa

skekhtehuacsoさん、コメントと「読んだ!」ボタンをありがとうございます。
時代とともに、あるいは各イズムによる時流の「思想戦」のプロパガンダにより、「資本主義」も「社会主義」、「共産主義」もどんどん規定や位置づけが変わり、足場が少なからず揺らいで変質し、その姿を変えていきますね。19世紀の概念でいえば、いま日本を含め多くの国々で採用している社会システムは、国家が経済を制御し社会インフラや基幹産業を事実上の“国営”にしてしまう情況から、まちがいなく「社会主義」の概念になってしまいます。同様の視座からいえば、北欧諸国は「共産主義」に分類されてしまうかもしれませんね。
今日的に「共産主義」といわれる国々は、「前衛党」の誤りや腐敗を監視するオンブツマンも、批判する言論メディア類もいっさい許容しないわけですから、前世紀型の暴力装置を基盤にした古い独裁政治(スターリニズム含む)と大差ない存在に陥落してしまいました。
あくまでも産業資本主義経済フェーズですが、その矛盾や課題、問題点を指摘しつづけ、その解決法まであれこれ提起しつづけたマルクスですが、いまの時代状況を見たら生前とまったく同様に、ため息をつきながら「わたしは、さらにさらにマルクス主義者ではない」というかもしれないですね。
by ChinchikoPapa (2021-08-13 23:05) 

大善士

ChinchikoPapa さん こんにちは^^
完全没问题的。作为一个中国的普通老百姓,我只知道2019年中共推出了国安法,好像香港的自由失去了。中国国内的老百姓对于海外事情很多不很了解,除了能使用翻墙软件(VPN)的人例外。在中国youtube,facebook,twitter等一些国外的网站都是禁用的,中国老百姓使用不了,也就是没有办法了解真实的海外信息。还有,中国老百姓不敢批评政府,原因我相信你们比我更了解。但是我相信中日之间会有真正的友谊。会有真正互相理解的一天的。
by 大善士 (2021-08-14 09:00) 

ChinchikoPapa

大善士さん、コメントをありがとうございます。
少し安心しました。確かに、VPNや専用線を使用している人以外、海外のメディアは閲覧禁止されているのでしょうから、目に触れる機会は少ないでしょうね。おわかりかと思いますが、わたしは中国政府の施策を批判しているのであって、その国民(人民)を批判しているのではありません。この言葉、なんだか「日本の軍国主義政府が問題なのであって、一般の日本人に罪はない」といった、寛容な階級観をお持ちだった周恩来の言葉に似ていますが……。
中国とはお隣り同士で、数千年来のおつきあいですから、身のまわりのさまざまな歴史的文化も含め親しみを感じます。他国のことは言えず、日本政府もまことにひどいありさまですが、国民のひとりとして少しでも変えていけたらという思いはあります。両国の国民同士が親しく交流していれば、そのうち双方の政治にフィードバックされ、やがて大きな変化の時が訪れるかもしれません。さまざまな矛盾や課題が増大し、それが蓄積されて限界点に達すると「量的変化が質的変化を産む」は、確か弁証法をベースにした毛沢東の言葉でした。
それにしても、戦前の日本の思想・言論弾圧を目の当たりにしているようで、香港やミャンマーで起きていることは残念でなりません。
by ChinchikoPapa (2021-08-14 11:54) 

ChinchikoPapa

わたしはタバコを5本/日ほど吸いますので、90%ギリギリではないかと思います。パルスオキシメーターは新型コロナウィルスに関係なく、ふだんの健康管理に1台欲しくなりました。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>ふるたによしひささん
by ChinchikoPapa (2021-08-14 12:08) 

ChinchikoPapa

「(戦争は)やってみなければわからない」と、図上演習の研究結果を握りつぶしたのは東條英機ですが、「東京オリパラは……」と同じ愚かなことを繰り返さないでほしいですね。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>サボテンさん
by ChinchikoPapa (2021-08-14 12:20) 

ChinchikoPapa

「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>のぞみさん
by ChinchikoPapa (2021-08-14 18:01) 

ChinchikoPapa

今年はヤブ蚊が少ないのか、めずらしくまだ一度も刺されていません。外へ出る機会が少ないせいかとも思うのですが、例年なら家の中にも侵入してくるはずなんですが。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>simousayama-unamiさん
by ChinchikoPapa (2021-08-15 12:28) 

ChinchikoPapa

神奈川県庁の地下には、いろいろなお店が入っていたのですが、いまはセキュリティの観点からなくなってしまったのでしょうね。それとも、新庁舎のほうにはまだあるのかな。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>(。・_・。)2kさん
by ChinchikoPapa (2021-08-15 12:34) 

ChinchikoPapa

上の子のオフィスで陽性者が出て全員がPCR検査となったようですが、幸い上の子は陰性だったようです。ただ、スタッフが減ったぶん仕事量が増えるわけで、夏休み前は帰宅が遅かったですね。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>プリスキラさん
by ChinchikoPapa (2021-08-15 12:39) 

ChinchikoPapa

都心から離れ遠出をして、早く緑の山道を歩きたいですね。いまごろ海沿いの山々では、ヤマユリが満開を迎えているころです。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>yamさん
by ChinchikoPapa (2021-08-15 12:42) 

ChinchikoPapa

「ほおずき」の繊細な色合いとグラデーションは、絶妙ですね。
「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>ネオ・アッキーさん
by ChinchikoPapa (2021-08-15 12:46) 

アヨアン・イゴカー

>思想が警察権で左右されるものなら、学者も芸術家も社会改良家も要らない、まことに結構な国柄と云ふべきである。

与謝野晶子がこのようなことを書いていたのですね。知性と理性があれば、大きく時代の偏った波に流されることはないのだと思い、非常に嬉しく、勇気づけられました。
by アヨアン・イゴカー (2021-08-15 23:31) 

ChinchikoPapa

アヨアン・イゴカーさん、コメントと「読んだ!」ボタンをありがとうございます。
わたしも、横浜貿易新報に掲載された与謝野晶子の社会批評を初めて読んだのですが、こんなこと書いてたんだと改めて知りました。同新報の後継メディアである神奈川新聞は、「神奈川新聞と戦争」と題する検証シリーズを掲載していますが、同誌が「治安維持法は不要」とする論説を繰り広げていたことも初めて知りました。
by ChinchikoPapa (2021-08-15 23:46) 

pinkich

papaさん 東京五輪の開催をめぐる議論の浅さ、開催してみればメダルラッシュだったので開催してよかっただろうー開催に反対していたヤツは謝罪しろ!だのあからさまに論点を外してくるあたりが確信犯的で嫌気がさします。言論の自由を語るまえにまともな議論にもなっていないような。多様性を認めないのは、単一民族の特質なのかもしれませんね。ところで、五輪の閉会式で魅せたフランスは素晴らしいですね、それに比べて電通ジャパンの演出はなんだったのか?
by pinkich (2021-08-21 07:31) 

ChinchikoPapa

pinkichさん、コメントをありがとうございます。
何人かの方がメディアでも指摘していますが、東京五輪強行は「図上演習の日米戦と東條英機」を直接的に想起させます。「(戦争は)やってみなければわからない」と、「敗戦」という研究成果を握りつぶしたの結果、国家を滅ぼした象徴的なエピソードですね。これだけの感染爆発と都市部での医療崩壊を招来しながら、結果論的に「やってよかった」などといっている連中の気が知れません。国家の危機管理を、どのような観点からとらえているのか呆れてしまいます。
そういえば、記事に登場している東久邇宮内閣の内相・山崎巌は、フランス国歌が王政を打倒した革命歌であるのも知らないのでしょうね。彼の「思想」によれば、オリンピックで革命歌を流した関係者は、全員「共産主義者」とみなして検挙しなければなりません。w
by ChinchikoPapa (2021-08-21 11:37) 

ChinchikoPapa

新宿御苑の「野火止塚」は、いまや貴重ですね。東京では、ほとんど見かけなくなってしまいました。「読んだ!」ボタンをありがとうございました。>kiyoさん
by ChinchikoPapa (2021-09-01 10:43) 

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。